「 2021年10月 」一覧

日本外交のタブー

日本外交のタブー

 誰もが知っているように、安倍内閣(というよりも安倍氏であるが)は、従来、比較的封印されてきた感じの日本主義(ナショナリズム)を大きく押し出した。  地球儀を俯瞰する外交という表現を、素直...

大名行列

大名行列

 今朝は急に寒くなって、驚いた。快晴で気分がよい。明日が衆議院議員選挙の公示だが、選挙運動には最適な時期である。選挙は、なにしろ熱くなる。夏の選挙は暑苦しい。2月の選挙の体験がある。カッカす...

親ガチャと似ているアパシー

親ガチャと似ているアパシー

NO.1429  10月14日衆議院解散、衆議院議員選挙は19日公示・31日投開票の日程で、いよいよ選挙戦本番に入る。ここまでの経緯を簡単に振り返る。  9月に入ると自民党内に菅降ろしの...

各社の社説に注文

各社の社説に注文

 新聞は盛んに、各党は、選挙に向けて政策論争を競えという主張で、これはいずれの新聞も共通している。  しかし、たとえば分配優先論にしても、これは構え方であって、具体策まで練り上げられていな...

読売社説のお粗末

読売社説のお粗末

 本日読売社説は、立憲が消費税引き下げに言及しているのは財政に対して無責任だと批判する。そして、2012年の民主(いまの立憲)・自民・公明3党合意は財政再建する約束だったじゃないかと指摘する...

自民・立憲の配分論の中身の違い

自民・立憲の配分論の中身の違い

 自民と立憲の公約をみると、(社会的富の)分配に経済運営の重点を移そうという言葉が共通している。  経済成長を進めたいのも共通しているが、これの推進のためには消費と生産を活性化させねばなら...

歴史は繰り返す自民党

歴史は繰り返す自民党

 首相就任前の宮沢喜一氏(首相在任1991~1993)は、新聞記者意識調査では、つねに断然トップであった。政治家にもっとも接している記者の評価であるし、当時の政治家では、もっともキャリアがあ...

悪魔! のような安倍・菅政権

悪魔! のような安倍・菅政権

 悪夢のような民主党政権と罵倒したのは安倍氏である。売り言葉に買い言葉でやりかえすならば、こうなる。  したい放題・やりっ放しの自民党が、55年体制の始まりから、50年にわたって展開した放...

自民党のアイデンティティ

自民党のアイデンティティ

 岸田氏の宏池会の先輩である宮沢喜一氏(1919~2007)は、戦前的思想を強行に押し出す党内勢力の扱いに苦心したと語った。外から見ていてもよくわかる。頭に愛国心を掲げてガンガン言いたい放題...

連合・女性会長体制への期待

連合・女性会長体制への期待

NO.1428  連合は組織人員が約700万人、日本の労働組合の元締めである。先週、連合の新会長に芳野友子氏が選ばれた。政界は岸田総理が初の所信表明をしたばかりである。昔は、経団連会長は財...

聞きにくい声が聞かれるか!

聞きにくい声が聞かれるか!

 岸田氏の所信表明演説を読むと、所信というよりも「初心」だ。何がなんでも一念発起して貫徹するぞ、の所信ではなく、極めて日本的な就任のご挨拶である。  報道は、岸田氏所信表明演説が、安倍・菅...