刑罰拡大はやがて恐怖政治だ
NO.1392 コロナウイルス対策の腰が定まらない。 感染症法改正について、入院措置に応じなければ、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金という刑事罰を科すとした政府案を見直し、...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
NO.1392 コロナウイルス対策の腰が定まらない。 感染症法改正について、入院措置に応じなければ、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金という刑事罰を科すとした政府案を見直し、...
WHOは、豊かな国が対コロナワクチンの争奪戦を展開したり、独占することに深い懸念を表明している。「大国は、ケーキの奪い合いをしているが、途上国はパンくずも手に入らない」と痛切な表明をした。...
政府は、コロナウイルスに感染した人が入院拒否した場合の刑事罰を行政罰の過料にすると修正したが、行政罰であっても、当欄で昨日指摘したように、刑罰の濫用であることは変わらない。 そもそも提...
周知のごとく刑法は、どんな行為が犯罪とされ、犯罪に対していかなる刑罰が科せられるかを定めた法規範である。 その目的を考えると、① 人々に、社会=共同生活の秩序が保たれているという安心感...
医療機関に対する支援金制度があるが、あまり活用されていない。菅氏は、「なぜ回らないんだ」と、厚労省を督励? したらしいが、常識がなさすぎる。 事業というもの官民問わず、投資しなければ動...
予想外にご祝儀で人気が高かったので、おそらく油断したであろう。今度は支持率が危ないところに落ちてショックを隠せない。 なぜ人気が急落したかというと、前任者と同様で言葉に真実味や情がない...
メディアが、菅氏を叩き上げの実務家として持ち上げたのは4か月前だ。実務家というのは実務に熟達している、つまりは仕事師という意味であろう。 朝日新聞の調査で、内閣支持率が33%、不支持が...
NO.1391 1月21日に、英タイムズ紙が、与党幹部が「非公式ながら、日本政府が東京五輪は中止せざるを得ないと結論づけた」と語ったと報道したのをめぐって、五輪ムードが少し沸いている。も...
緩み切っている自民党を象徴する話。 河井案里の参議院選挙買収事件は、そもそも自民党から1.5億円の特別なお金が渡されたことから発している。票をお金で買うという古典的な方法に走ること自体...
米国上院には、民主・共和両党共に、テーマによって党の方針通りに投票しない議員が少なからず存在するらしい。 上院議員の定員は100名で、民主50対共和50である。議長である副大統領が最後...
他国の大統領ではあるが、バイデン氏が無事! 就任した。バイデン氏の「デモクラシーは壊れやすい」という表現に、強いシンパシーをもつ。 デモクラシー自体が、一つの思想であるから、当然ながら...
去ることがリスク軽減である人と、リスク増大を懸念される人がいる。前者は派手さだけが取り柄だったトランプ氏、後者は地味だが世界のデモクラシーの方向を示し続けているメルケル氏である。メルケル氏...