「 2019年05月 」一覧

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ささやかな発見

 たまたま、調べたいことがあって『偉大なる道』(A・スメドレー)を手にした。古書店で買って、最初に読んだのが9年前だった。  その後、中国国家副主席になった朱徳(1886~1976)の60...

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暴力の文化

 トーマス・マン(1875~1955)はほぼ100年前に、「文明と文化は対立物」であると指摘した。文化と文明をごっちゃにしていることが多いが、この指摘に触れたとき新鮮な感じがした。いわく、 ...

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こけおどしの芝居

 トランプ氏が、日米貿易交渉について「8月には非常に良い発表ができるだろう」と語った。非常に良いとは、もちろんトランプ氏にとってである。  これは、すでに結論が出ており、発表を参議院選挙後...

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極右伸びず

 EU議会選挙で、5月26日に選挙結果が出た。  全議員751名中、EU強化を掲げる政党の議員は505名、67.2%で、2/3を超えた。極右政党は108議席で、14.4%であり、予想された...

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議会政治を復旧するために

 今日の朝日社説は、衆議院84日、参議院58日にわたり、予算委員会が開催されていないことを指摘した。会期末は6月26日である。  野党は衆参共に委員会開催を要求しているが自民党が応じない。...

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政府・与党の愛国意識?

 いまの日本は、日米同盟という美名? に便乗して、外交といえばトランプ氏の顔色をうかがうことばかりやっている。  本当に同盟というのであれば、なぜ、米中貿易紛争の調停者の役割が務められない...

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衆愚政治、米英と日

 アメリカでは、ペロシ下院議長が、トランプ大統領が司法妨害・隠蔽に関与したとして「弾劾に値する罪である可能性がある」と語った。波乱含みである。  イギリスでは、メイ首相がブレグジットの最終...

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デモクラシーの問題を解決するには

 かつて普通選挙権獲得運動があった。1890年代末に運動が起こり、1925年に、男性のみ実現した。女性の参政権は、1945年12月の総選挙が初めてであった。  参政権を獲得すれば、政治の未...

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行政的習慣病には

 認知症対策の数値目標なるものは、いかにもナンセンスである。  70代の認知症を6年で6%減、10年で10%減などと構えるが、なんら論理的根拠がない。語呂合わせの類である。  行政が、な...

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世界が直面する危機

 1960年前後に、多国籍企業(Multinational Corporation)の動きが経済学者によっていろいろ検討されるようになった。  当時、多国籍企業とは、A国に本拠をもち、外国...