「 2024年12月 」一覧

脳の腐敗

脳の腐敗

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  オックスフォードの今年の言葉は、「brain rot」、脳の腐敗に決まった。人の精神または知的状態の悪化という意味らしい。スマホに熱中して、とくに、つま...

野党は本気と根性をもて

野党は本気と根性をもて

NO.1595  「少数与党では、野党に賛成していただかなければ、予算も法案も通すことはできない」と、石破氏は語った。さきの総選挙結果から、与党に対する野党の立場は相当強くなった。そこで野...

反省がない恐怖

反省がない恐怖

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  袴田冤罪事件について、最高検察庁と静岡県警の捜査・公判の検証が出された。予想しないではなかったが、お話にならない。  具体的明快に記述したのは、取り調...

政局に埋没するのか

政局に埋没するのか

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  さきの衆議院議員選挙で自民党が少数与党になったので、政治の景色はだいぶ変わった。過半数割った与党自民党を軸として政治が動いてきたが、少し前までのような与...

ある大記者の精神!

ある大記者の精神!

NO.1594  「生涯一記者」という表現には、ちょっとした吸引力がある。記者を旋盤工、塗装工、セールスマンなどに置き換えてもいい。この道一筋いぶし銀の腕の冴えという調子だ。ゲーテ描くファ...

韓国の人々の民主主義

韓国の人々の民主主義

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  尹氏の戒厳宣言に始まった騒動の始末はまだ軌道に乗っていない。  合同捜査本部(警察庁国家捜査本部、高位公職者犯罪捜査処、国防部調査本部)が、尹氏に12...

歴史の重み

歴史の重み

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  台湾総統の頼清徳氏(民進党)  が、1911年10月10日辛亥革命が始まったのを記念した双十節(祝日)演説で、「中華民国は113歳おめでとう、中華人民共...

良くも悪くも今年の顔!

良くも悪くも今年の顔!

NO.1593  アメリカの『TIME』誌の恒例「今年の顔」(Person of the Year)にトランプ氏が選ばれた。2016年に続いて2度目である。  同企画は、1927年にニュ...

平常化にはかなり時間が必要だ

平常化にはかなり時間が必要だ

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  尹大統領の戒厳宣言を巡る事情が次第に明らかになっている。  与党が大敗した総選挙後の初夏、呂寅兄国軍防護司令官は、尹氏、金龍顕国防相との会食で、尹氏が...

兵庫県百条委員会の謎解き

兵庫県百条委員会の謎解き

筆者 江怒川小難(えどがわ・こなん)  ある日、小難はちょっとした記事を見つけた。 記事によれば、兵庫県の百条委員会が10月25日に開催されたが、これは、秘密会として開催された。この会を...