「 2024年05月 」一覧

なんで倫理・道徳を教えるか

なんで倫理・道徳を教えるか

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  新渡戸稲造(1862~1933)が、散歩歓談中、ベルギー人のド・ラブレー博士に「日本人は宗教がないというが、なんで倫理道徳を教えるのか?」と問われた。ま...

ガタガタ自民党の余波

ガタガタ自民党の余波

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  政治資金規正法改正の自民案がきわめて不評だ。長い時間をかけてきて、依然として政治資施政を金を透明にするという気がないのだから、話にならない。岸田的火だる...

都知事選が盛り上がるならば!

都知事選が盛り上がるならば!

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  小池氏周辺は、都知事選はのんびり楽勝と踏んでいたようだが、蓮舫氏の出馬で大波乱含みとなった。  蓮舫氏の記者会見はかなり熱かった。その背景には、フリー...

廃墟から宝庫へ

廃墟から宝庫へ

NO.1564  語るに落ちる岸田政治は遠からず総選挙の審判を受ける。その結果が喜ばしいかそうでないかは個人的趣味の領域である。さいきんはやたら口上手が多い。「あなたの一票で歴史を切り開い...

官僚的人間が組織を腐らせる

官僚的人間が組織を腐らせる

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  袴田さんの再審公判が結審した。判決は9月26日に出される。  もともと今回の再審は、おおかたの期待と予想を裏切って検察が踏み切ったもので、検察の論旨を...

退職代行業の大きな意味

退職代行業の大きな意味

NO.1563  わたしが大企業に採用されたのは18歳で、61年前の4月1日から出社した。田舎の工業高校へ、工場の人事部長と担当者が来られて面接、話した内容はすっかり忘れたが、5分ほどで決...

イスラエル内閣の内紛

イスラエル内閣の内紛

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  イスラエルの戦時内閣を構成する3人の1人、ガンツ元国防相が公然とネタニヤフを批判した。もともと寄り合い所の内閣は、いわば「戦争」遂行という接着剤で考えの...

労働組合の根本を問え

労働組合の根本を問え

筆者 新妻健治(にいづま・けんじ)  ―-労働組合の活動がきわめて形骸化している。それは、労働組合の根本を問い、活動において「なぜ? 何のために?」を問うていないからである。ために組織資源...

裏芸? 外交実らず

裏芸? 外交実らず

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  プリンケン氏が米国国務長官に就任したときの印象を思い出す。神経質な感じ、有能な外交官僚というが、慎重とか冷静というよりも陰気さが伝わってきた。  そん...

分権が筋道

分権が筋道

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  地方自治体法改正案が審議入りした。大規模災害や感染症流行の場合など、国が自治体に指示権を行使するという。ただし、いかなる事態を想定しているかは答弁してい...

『嘔吐』雑感

『嘔吐』雑感

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  サルトル(1905~1980)が、一気に作家として世界的地位を獲得したのは小説『嘔吐』(1938)を発表してからである。  主人公のロカンタンは、突然...

ニーチェはかく語りき

ニーチェはかく語りき

NO.1562  CNNによるとアメリカのシェラネバダ社が、大韓航空保有のボーイング747を5機購入して、終末の飛行機を開発するそうだ。  F4Bナイトウオッチとか空のペンタゴンとも呼ば...