「 論 考 」一覧

労働者教育から組織を考える

労働者教育から組織を考える

筆者 新妻健治(にいづま・けんじ) ――労働者教育について、問題意識を感じる契機があった。  その問題意識の一つは、敗戦後から今日に至る労働者教育が、思想的に偏向し、学ぶ人びとの思考の自...

「思惑」の無い外交なんて——

「思惑」の無い外交なんて——

筆者 高井潔司(たかい・きよし)  先週末、東京で、二年ぶりの日中韓外相会議、また六年ぶりとなる「日中ハイレベル経済対話」が開かれ、三国の首脳会談の早期開催や日本の水産物をめぐる中国の禁輸...

面の皮の中身

面の皮の中身

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  昨年9月、斎藤元彦兵庫県知事はパワハラ疑惑と公益通報潰しにより、県議会議員満場一致で不信任決議された。  斎藤は失職して、同11月の県知事選挙に出馬し...

戦争中毒

戦争中毒

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  18日、イスラエル軍がガザ空爆を再開した。パレスチナの人が404人死亡、560人以上が負傷したという。  ネタニヤフは、「戦闘を全面的に再開した」「交...

石破氏信用失墜の影響

石破氏信用失墜の影響

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  石破商品券問題の要点は、政治活動であるかないか、お土産というには高額過ぎる、という2点である。  政治家が20人ばかり集まって宴会をやれば、いずれかの...

アウト!

アウト!

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  世界は緊張でピリピリしている。と、わたしは思うが、ひょっこりニッポン島は、まさに別世界である。  石破氏が、10万円相当の商品券を15議員に配ったとい...

せめて、良識を

せめて、良識を

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  ウクライナ訪問後の米民主党マーク・ケリー上院議員が、Xに投稿した。「米国は、ウクライナ国民を見捨ててはならない。誰もが戦争が終わることを望んでいるが、い...

あるべきジャーナリスト

あるべきジャーナリスト

筆者 師岡武男(もろおか・たけお)  ――(編集部)師岡武男さんが亡くなった。師岡さんは、1952年共同通信社に入社、社会部、経済部で記者、56年、レッドパージ後の新聞労連書記長に就任、「...

ドリームでなくデストロイだ

ドリームでなくデストロイだ

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  アメリカンドリームとは、だれにも平等な機会が保障されているアメリカ社会では、人は、才能と努力次第で社会的経済的に成功し、地位がどんどん上昇するという、結...

低レベルに終始した与野党協議

低レベルに終始した与野党協議

筆者 高井潔司(たかい・きよし)  自民・公明の少数与党体制の中、注目されていた2025年の予算案が野党・日本維新の会との合意によって可決成立の見通しとなった。先の衆院選挙で与党が大敗して...