「 2021年03月 」一覧

ロボットは掟を破らない

ロボットは掟を破らない

 高校の新しい教科書の報道を見ていると、58年前に工業高校を卒業したわたしとしては今昔の感である。  故内藤先生は、小中学校の基礎的教育をきちんとおこなえば、社会人生活は十分にやっていける...

お手上げ

お手上げ

 コロナ再拡大は、大方の予想通り。政府の口先操作では効果がない。頼れるものは己のみというわけで、これが本当の自粛になるか。それ以外はお手上げだ。  日銀黒田総裁の弁。国債買い入れは財政ファ...

外交の自主性を考えたい

外交の自主性を考えたい

 3月27日、中国とイランが25年間の包括的戦略協定を締結した。イランは昨年6月には同協定について閣議決定していたが、中国が慎重に構えていた。中国が協定署名応諾をイランに伝えたのは13日前後...

米国政権の危機

米国政権の危機

 政治再建をめざす、バイデン氏の記者会見で最大のネックになったのは、中米やメキシコから国境へ押し寄せている数万人の人々の扱いをどうするのかという問題である。同伴者のいない未成年者が数千人いる...

米国政権の政治再建

米国政権の政治再建

 バイデン氏が記者会見で、まず、ワクチン接種を就任100日までに2億回にすると語った。当初は1億回だったが、50日で達成したので挑戦目標を引き上げる。アフガン紛争は年内終結の方針を打ち出した...

日本政府は何をするか

日本政府は何をするか

 ミャンマーのマンダレーで、住居に踏み込んだ国軍が7歳の女児キンミオチットちゃんを射殺し、19歳の兄を拘束して退去した。国軍側はまだコメントしていないが、すでにやりたい放題になっているようだ...

制裁では事態を改善できない

制裁では事態を改善できない

 22日EUが、ミャンマー国軍トップら11人に制裁を科した。EUへの渡航禁止、資産凍結である。米国も警察高官・国軍高官、33軽歩兵師団・77軽歩兵師団の資産凍結、取引禁止を科した。  そも...

農民もがんばるミャンマー

農民もがんばるミャンマー

 ミャンマー情勢は、なかなかわかりにくいが、都市部のデモ以外に、農村部でも人々が粘り強く抗議の抵抗運動をおこなっている。  1988年の民主化闘争は主として都市部だったが、今回は、農村部の...

虚空者の虚脱感

虚空者の虚脱感

 4都県の緊急事態宣言を解除が、何を判断基準にしてなされているのか、傍目にはとても奇妙である。持てもしない責任を持つと突っ張っておられるから、菅氏がキーマンなのだろうが、棒きれを振り回してい...

士農工商から現代を連想する

士農工商から現代を連想する

NO.1399  朝日の天声人語(3月17日)が、以前、幕末の種痘事情について「士農工商の身分を問わず」と書いたところ、歴史学者ら読者から「士農工商の理解が古いのでは」と指摘された。いわく...

スーパーヘビーとモスキート

スーパーヘビーとモスキート

 かつて日中関係正常化交渉で、田中角栄首相が毛沢東主席と会うと、毛沢東氏が(周恩来首相との)「喧嘩は終わりましたか」と語りかけた話を思い出した。アンカレジでの米中高官協議の報道に接しての感想...