「 2021年 」一覧

ボクが一番ーー子ども的認識

ボクが一番ーー子ども的認識

NO.1438  小学校1年生だったはずだ。みんなが慕っていた女先生が校庭で、「誰がいちばんかわいいかな」と言われた。一斉に「あたし」「ボク」と喚声をあげて先生の周りに集まった。引っ込み思...

腐敗と堕落の秩序維持

腐敗と堕落の秩序維持

 日本においては、官僚(国家公務員)の有能さ、仕事の手堅さは定評があった。官僚制度がしっかりした秩序で運営されていたことも同様である。  しかし、秩序というものは、トップに立つ人の采配がお...

恥を知らない政府は続く

恥を知らない政府は続く

 赤木雅子さんが起こした損害賠償訴訟裁判で、国が訴訟理由について争わず、請求を受け入れた。  もともと赤木さんの訴訟は、亡夫が自殺に追い込まれた理由について、国の明確な説明を求めたものだか...

マイスタージンガー

マイスタージンガー

 昨夜はNHKのFM放送で、今年のバイロイト音楽祭での、楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を聞きながら寝た。誰でも知っているワグナー(1813~1883)の作品であるが、初めて聞いた...

働く人の元気が出ないわけ

働く人の元気が出ないわけ

 産業界では、30年来、どうも活気がなく、人々が「働き方」において、自身の能力発揮をできていないという問題意識があるようだ。  ようやくと言うべきか。少なくとも、この問題意識は悪くない。3...

会話復活のチャンス

会話復活のチャンス

 コロナ騒動の渦中で、誰もが不都合な働き方を強いられたとは思わないが、大方の人が、以前のように、同僚に話しかけられない不便さを感じたのではないか。  これは、案外気づきのチャンスである。と...

どんぐりころころ政治

どんぐりころころ政治

 岸田提唱「新しい資本主義」は、総裁選当時から大風呂敷だと批判してきたが、ここまでに打ち出された政策が、それを証明している。  産業革命で本格的に登場した資本主義は、当初、あまりにも自由放...

クスリが効かなかったツケ

クスリが効かなかったツケ

 科学技術立国のための大学ファンドは、ファンドが年3%利回りで得た3千億円を大学へ注ぎ込むが、大学が、それによって3%の事業収入を上げることが条件だという。  科学や技術開発は、お湯を入れ...

論議の活性化とは

論議の活性化とは

 今朝の社説は、朝日・読売・毎日・東京のいずれも昨日の衆議院代表質問について、国会論議を実のあるようにすべしということに集約できる。ただし、いずれも表面的で実のある論議の意味が提起されていな...

大国外交のスジ論を立て直さねば

大国外交のスジ論を立て直さねば

 バイデン・プーチン電話テレビ会談2時間。  バイデン氏は、ウクライナ国境に増強集結するロシア軍に深刻な懸念を表明し、ウクライナ侵攻をすれば、強力な経済措置・同盟国に対する軍事支援増強で対...