後ろ向きの推進力
扇動者たち ローウェンタールとグターマンの『煽動の技術』(1949)を読むと、第二次世界大戦以前と戦時中に、アメリカでもナチと酷似した、偏見に満ちた扇動者が各地で活躍していた。その柱は反...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
扇動者たち ローウェンタールとグターマンの『煽動の技術』(1949)を読むと、第二次世界大戦以前と戦時中に、アメリカでもナチと酷似した、偏見に満ちた扇動者が各地で活躍していた。その柱は反...
例年開催していた展覧会が中止になった。そこで有志による「コロナ禍の中の作家たち」というグループ展を開催することになった。毎日が「ステイホーム」の絵かきは、コロナによってさほど生活が...
赤札体験 スーパーの食品に30%引きの赤札がついていると、日ごろ心がけているはずの「ちょっと待て、急ぐ一秒、怪我一生」の慎重さを忘れる。まあ、スーパーの商品の信頼性は高いから、衝動買いで...
――メディアは権力の番犬か監視犬か―― メディア批評を担当していながら、このところ新聞本紙は斜め読みが多い。デジタル版の方が充実しているし、一般ニュースもニュースサイトをチェックすれば十...
シェークスピア(1564~1616)の戯曲は37篇ある。彼は、ラテン語は少しわかるだけ、ギリシャ語はまったくわからない人であった、――いわゆる文化人ではない――が、古今東西における偉大な作...
2015年にマイナンバー制度が発足して5年が経っているが、当初目論んだほど利用されていないようである。5月に新型コロナによる自粛要請に伴う経済縮小をカバーするため、10万円が国民全員に支給...
公務員という稼業は、公務員以外の人から見ると大変「おいしい職業」のように見えるだろう。頭で考えるだけならこれほどおいしい職業はない。だが、やりがいという側面から見たときは大きな疑問符が付く...
通勤電車が少しずつ混んできた。人の動きが少しずつ以前に戻っていくのがよくわかる。唯一変わらないのは、夏を迎えてもほとんどの人がマスクをしている光景である。 それにつけても、じわじわと感...
「一番でなければ意味がない。日本一高い山は富士山とすぐに浮かぶが、二番目以降はなかなか出てこない」などと聞くことがあります。では、世界一速い市販の自動車はご存知ですか。フェラーリ?ランボル...
6月よりポレポレ東中野などで表題ドキュメンタリーを上映中である。監督は大島新氏。衆議院議員小川淳也氏の17年間の議員活動を収めた記録映画である。小川淳也議員は東大法学部卒、自治省(現在の総...
緊急事態宣言を受けてのStayHome対策として、地元の図書館がネットと電話での予約に限り本の貸し出しをすることになった。「予約本の準備ができました。」とメールや電話で連絡が来ると図書館に...
持たざる者にはいただく権利!? 「本当に豊かな国というのは、国が貧乏でも国民が貧しくない国だ」と語ったのは、パーム・ダット(1896~1974)であった。誰もが知っているように明治以来敗...