
励まされる先輩記者のメディア批評
私の尊敬する読売新聞の先輩に前澤猛氏がおられる。本欄の執筆にもいろいろとご教示とコメントをいただき、時々その名が本欄に登場するのでご記憶の読者もいることだろう。前澤氏は1950年代に読売新...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
私の尊敬する読売新聞の先輩に前澤猛氏がおられる。本欄の執筆にもいろいろとご教示とコメントをいただき、時々その名が本欄に登場するのでご記憶の読者もいることだろう。前澤氏は1950年代に読売新...
岸田内閣は12月、防衛政策と原発政策について、従来方針の大転換を決めた。防衛政策では「専守防衛」という戦後の日本の一貫した方針を、「敵基地攻撃能力の保有」へと転換し、そのための防衛予算確保...
11月初め、札幌の大学で、ジャーナリズム論を講義する機会があった。その写真と簡単なメッセージを中国のSNS「微信」の「朋友圏」にアップした。朋友圏とはフェイスブックみたいなもので、友達とし...
10月は5年に1回の中国共産党大会が開催され、むこう5年間の最高指導部の人事体制と党の指導方針が決まった。中国は憲法で共産党が指導する国家として定められているので、共産党の政策方針は即国家...
賛否両論がかまびすしく叫ばれる中、安倍晋三元首相の国葬が執り行われた。NHKのみならずテレビ東京以外の民放キー局が中継するというので、一体どんな報道になるのか、見守っていたが、当日夜のNH...
ロシア軍のウクライナ侵攻から半年が過ぎた。首都キーウ(キエフ)包囲によってゼレンスキー政権の早期降伏を狙ったプーチンの思惑は失敗に終わり、東部地区の占領を進める戦略に転換した。ウクライナ側...
車を長時間運転する時は、ラジオを付けることにしている。軽いトークと軽快な音楽がいい気晴らしになる。しかし、時にMCとゲストのやり取りが気に障ることもある。TBSラジオの午後の番組で、経済評...
5月15日は沖縄が日本に復帰して50年を迎えた。この日、テレビのニュース、ワイドショーではお決まりのように、50年前の復帰式典で、当時の佐藤栄作首相が「本日沖縄は祖国に復帰しました」とあい...
自社、他社を含め、新聞社の名誉、不祥事に関する記事は、第2社会面、いわゆる3面記事の右ページに掲載される。4月7日の朝日の第2社会面を開いて、落胆とともにさもありなんの思いがした。同社の看...
ロシアのプーチン大統領の個人的野心で始まったウクライナ侵攻。大義名分のないプーチンの戦争でロシア軍の士気は上がらず、ウクライナ軍の反撃や国際社会の反発を浴び、短期決戦、傀儡政権の樹立という...
ふだんあまり社説に眼を通すことはないが、1月13日付朝日の「皇位継承報告書 これで理解は得られるのか」に眼が行き、問題点がしっかり書かれていると感心した。かつては社説を書くポストにも就いた...
日本大学の前理事長が東京地検特捜部によって、12月20日所得税法違反(脱税)で起訴された。私は先月号で、朝日新聞の報道を「巨額の金を受け取ったが、ごっつぁん体質だから、罪に問えないと言わん...