市民参加という名の詐術
近年はどこの町に行っても「まちづくり」に関わる討論会やシンポジウムやワークショップなる行事が活発に行われている。ゴミ問題から子育て、防災や地域の安全、教育問題から高齢者の支援に至るまで、町...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
近年はどこの町に行っても「まちづくり」に関わる討論会やシンポジウムやワークショップなる行事が活発に行われている。ゴミ問題から子育て、防災や地域の安全、教育問題から高齢者の支援に至るまで、町...
小さな町の図書館戦争-3 郊外の巨大団地の商店街で、地元の人々に愛されてきた小さな公共図書館、それを市は一方的に廃止しようとしている。これはいったい、いかなる意図によるものなのだろうか。...
郊外の大団地、その真ん中にある地域の商店街のいちばん端に可愛らしい図書館があって、前号で紹介したように、子どもたちや親子連れ、高齢者の憩いと交流の場であり学習の場にもなっていた。町田市鶴川...
わが住む町田市小野路の里山から南東へ4キロほど進むと鶴川団地に行き当たる。1967年に最初の一角が完成した団地の草分けの一つであり、戸数3千戸の大団地だが、その真ん中に鶴川商店街がある。楕...
大連休前のある日、町田駅前のファッションビルの一角にある喫茶店に立ち寄った。NOISEという看板を潜って穴倉のような薄暗い店内に入ると、目の前に大きなピアノが鎮座し、コーヒーのいい香りが漂...
平成最後の地方選、後半に行われた多摩市議選に、わが畏友・菊池克行氏が立候補した。御年70歳、元スポーツ新聞社会部記者、髪は薄くはなったが矍鑠(かくしゃく)たる偉丈夫である。掲げる主張は「市...
年号の変わる今年は地方選挙の時である。4年に1度だけ、主権者たる市民が自らの政治的意思表示の出来るまたとない機会である。自治のオリンピックみたいな重要なイベントなのだが、知事・市長の首長選...
わが日の本は島国よ 朝日かがよう海に 連なりそば立つ島々なれば あらゆる国より船こそかよえ 筆者の故郷・横浜の市歌の冒頭の一節である。これに続いて国際港横浜が幾百、幾千の船で賑...
筆者の子どものころの家は商店街にある仕舞屋(シモタヤ:商売をやめた家)だったので、道路に面した一角に、地元の映画館に頼まれて上映映画のポスターを貼る掲示板が設けられていた。その報酬として上...
わが成人式は1964年の1月、前の東京オリンピックの年である。会場は横浜・関内駅に近い文化体育館。大ホールには振袖姿の女の子や真新しいスーツを着込んだ男の子合わせて7千人の若者たちが集まっ...
子どもの頃、我が家には内風呂がなかった。ご近所でも風呂がある家は少なく、たいていは町内の銭湯を利用していた。歩いて5分ほどのところの「藤の湯」が我が家の風呂場だったが、ここが休みならちょっ...
高校生になってすぐの頃だから、いまから60年の昔である。町内の青年会の役員だった向かいの八百屋のあんちゃん(当時は若い衆をこう呼んだ)がやって来て、中学を出たんだから青年会に入ってくれと言...