
異質を排するムラ意識は健在だった
働き者の多くのサラリーマンは「定時制市民」ともいうべき存在で、地域にいるのは夜更けから早朝まで、主婦や高齢者や子どもたちのような「全日制市民」と違って地域のことなど見たことも聞いたこともな...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
働き者の多くのサラリーマンは「定時制市民」ともいうべき存在で、地域にいるのは夜更けから早朝まで、主婦や高齢者や子どもたちのような「全日制市民」と違って地域のことなど見たことも聞いたこともな...
8月のど真ん中、猛烈な暑さの続く中、私のフィールドである里山の棚田で、子どもたちを20人ほど集めて一泊二日のキャンプを行った。田んぼの稲は青々と茂り、そろそろ穂が出て受粉期に入るところ。早...
指定管理制度の活用(というより悪用)は今やどこの自治体でもお家芸のようになってしまった。何でもかんでも指定管理に放り投げれば、直営よりは安上がり(人を安く使える)、お役所がやるよりはサービ...
コロナ禍によって否定されたのは3密(密閉、密集、密着)と移動である。人が集まることが危険視され、生活の場を離れて出歩くことの自粛が求められた。われわれの余暇(レジャー)の中心にあったのがま...
緊急事態宣言の下での1カ月半、東京の西郊でおとなしく過ごした。3月半ばを最後に多摩川を東に渡っていないし、4月上旬からは電車にも乗っていない。寝ぐらのマンションと里山に抱かれた山荘を往復す...
3月はじめから学校はお休み、4月になると緊急事態でお父さんも在宅勤務・・・という状況で、地域は今や充実の度を増している。朝から晩まで家族そろって一緒に過ごし、テレビを見たり本を読んだり、と...
春の陽ざしに誘われてわが住むマンションの隣りの小公園に行って見ると、小さい子から大きい子までたくさん群れて思い思いに遊んでいる。幼稚園の園庭か休み時間の学校のグラウンドのような風景だ。降っ...
「近ごろ役場で流行るもの、コンサル、パブコメ、ワークショップ」・・・こんな落書を市役所の入り口に貼り出したい気分である。市が市民生活全般にわたって打ちだしてくるナントカ計画なるものは、市民...
問題行動ばかり起こすという理由で両親が学校に呼ばれた。親をはじめ学校長、2人の担任、児童指導員、教育委員会の児童心理の専門家という顔ぶれの、分別ある7人の大人たちはこぞって目の前にいる9歳...
子どもが”子どもらしい子ども“になるためには、自由な遊びを欠くことはできない。そのためにこそ「放課後」があるのである。一時代前までは常識だった放課後=遊びという捉え方は今や風前の灯火のよう...
小中学校から高校まで、学校が新聞ダネになるのは決まっていじめや暴力を巡る事件である。それもそのはず文部科学省の調査によると、昨年度のいじめの認知件数は54万3933件で、前年度に比べて約1...
わが住む多摩市のマンションの子どもたちが通っている小学校で「放課後子ども教室」の充実を図ろうという動きが出てきた。地域の活動家爺さんたちが画策して市当局や学校との話し合いを続け、地域が協力...