「 論 考 」一覧

政治が国民の安全を破壊する

政治が国民の安全を破壊する

 学者が政治と結託した場合の危険な事例は、たくさんある。  1954年3月1日、米国によるビキニ環礁の水爆実験で、焼津漁船の第五福竜丸の乗組員23人が「死の灰」をかぶった際、米国のW・F・...

3つのharm(危害)

3つのharm(危害)

 日本学術会議は、政府の機関の形式だが、政府の下請けではない。  政府は事業を進めねばならないから、ともすれば初めに結論ありきで突き進む。学術会議は、そのレベルとは異なって、「本当にこれで...

No.2の価値

No.2の価値

 米国副大統領候補の討論に大きな注目が集まった。  副大統領はvice presidentである。viceの意味は、① 悪徳・悪行・悪習、② 万力、③ ------に代わって、------...

コロナよりあんたが危険なんですよ

コロナよりあんたが危険なんですよ

 発症から10日は他者との接触を避けよというのが、CDC(米疾病多対策センター)のお達しなのだが、トランプ氏はがまんできずに病院を脱走した模様だ。日本流の殿ご乱心をはるかに超えている。  ...

自由闊達な気風が大切

自由闊達な気風が大切

 日本学術会議の学者6人を、菅氏が任命拒否した理由は、言うまでもなく、諸氏の政治的傾向が気に入らないからである。この核心を語らないかぎり、どんな答弁も意味不明である。  学術会議と無縁のわ...

ウォッチドッグの精神

ウォッチドッグの精神

 共同通信の論説副委員長であった柿崎明二氏が、菅氏の直々の招請(だと思われる)で首相補佐官に転身した。柿崎氏は、安倍氏について厳しい批判もしており、氏を知る人にも、われわれのように報道だけで...

コロナの配剤というべきか

コロナの配剤というべきか

 トランプ夫妻のコロナウイルス感染で、10月15日の第二回討論会をはじめ、トランプ陣営の選挙作戦がどうなるのか関心が高い。  第一回の討論会は、トランプ氏のルール違反、マナーの悪さが目立っ...

学問の自由にも手を出す政権

学問の自由にも手を出す政権

 日本学術会議の新会員推薦候補者105人中、6人を菅氏が任命しなかったのは、官僚制政治の露骨な挑戦である。  うち東大教授の2人は、日ごろから新聞などで主張の内容を知っているが、いかに保守...

お前はクビだ!

お前はクビだ!

 トランプ氏の作戦は単純である。大統領就任後、つねに展開されたことである。いわく、目の前の敵を叩く。腹の中では、相手を怒らせて、血圧が上がってプッツンということも狙っているだろう。  論理...

750ドルは争点になるか

750ドルは争点になるか

 トランプ氏が、15年間のうち10年間所得税を納めなかった、2016年と17年は各750ドル(79,500円)という、ニューヨークタイムズの報道には恐れ入った。バイデン氏は、本日のテレビ討論...

米国連邦最高裁判事の人事

米国連邦最高裁判事の人事

 わが国では、最高裁判所の裁判官について、衆議院議員選挙に合わせて国民審査の投票がある。有効投票の過半数が✕を記せば罷免されるが、ほとんどの人々は関心がない。アメリカは全く違う。  アメリ...