
本質を考えるのが大事
30年も昔、高齢化社会シンポジウムで、同席していたH教授が「すべての道はローバに通ずる」とやって、男女半々500人の参加者を沸かせた。 まことに巧みな駄じゃれである。ローマと老婆をかけ...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
30年も昔、高齢化社会シンポジウムで、同席していたH教授が「すべての道はローバに通ずる」とやって、男女半々500人の参加者を沸かせた。 まことに巧みな駄じゃれである。ローマと老婆をかけ...
NO.1496 立憲民主党の西村氏が、2月1日衆議院予算委員会で岸田首相に同性婚の法制化について質したところ、岸田氏は「家族観や価値観、社会が変わってしまう」(から反対だ=筆者)と答弁し...
紳士の装いしていても、口を開けばとんでもなくずっこけた人がいる。 首相秘書官といっても、品性下劣は隠せない。 差別や差別発言は理性ではない。だから差別をなくそうとしていろいろ論じて...
「死の舞踏」という言葉には妙に惹きつけられる。死の恐怖を前にして半狂乱の人々が踊り続ける――14世紀の話である。 戦争とペストの時代 当時欧州は100年戦争である。フランス王位継承...
私の尊敬する読売新聞の先輩に前澤猛氏がおられる。本欄の執筆にもいろいろとご教示とコメントをいただき、時々その名が本欄に登場するのでご記憶の読者もいることだろう。前澤氏は1950年代に読売新...
防衛予算の数字について、「はじめに数字ありきではないか」と質問すると、「1年もかけて仔細に検討してきた」と答える。 質問は、はじめに数字ありきだと分析する理由をもって質問せねばならない...
戦争大好き人間は少ないはず 語り部の方々が非常に尽力されて、戦争したらいかん、平和ほど尊いものはないことを後世に伝えておられる。しかし、戦争の悲惨さをどれほど巧みに話したとしても、平和構...
敵基地攻撃能力なるものを保有すれば、相手が攻撃するのを止めるなんてことはない。反撃能力という命名? もナンセンスの極みである。 どうしてこのような幼稚な理屈を考えだすのか。岸田氏の答弁...
30日、いわゆる令和臨調が2012年の政府と日銀の共同声明を作り直して、金融緩和一本鎗だった黒田日銀の10年間を検証すべととの緊急提言を出した。 まあ、緊急と言うにはあまりにも間延びし...
少子化対策の話題が賑やかだ。日本は第二次ベビーブームの1973年の年間出生数が209万人、合計特殊出生率(以下出生率と略)は2.14だった。以後、年間出生数も出生率も徐々に下がり、2022...
黒田氏の日銀総裁期間は2期10年で、この3月に終わる。かつてのFRBグリーンスパン氏のように名議長として長期化したわけではない。 経済活動の結果としてのデフレを、原因と置き換えて、デフ...
NO.1495 ウクライナ戦争は泥沼だ。戦争には終わりのルールがないという人もいるが、そうではない。ゲーム流で表現するなら戦争はデスマッチである。 クラウゼヴィッツ(1780~183...