「 2022年10月 」一覧

停戦への行動を求める

停戦への行動を求める

ロシアが、ウクライナからの穀物輸出再開合意への参加を停止するとか、ノルドストリームの海底パイプライン破壊がイギリスの仕業であるなど相次いで発表している。  前者は、穀物輸出の警備をする黒海...

読書週間の意義

読書週間の意義

NO.1483  10月27日から2週間の読書週間が始まった。併せて、出版社・書店が秋の読書推進月間を開始した。読書週間の標語は「この一冊に、ありがとう」というらしい。同日の社説で、読売は...

お手上げ経済政策!

お手上げ経済政策!

 総合経済対策39兆円の訴求の中心は物価対策である。自民党の面々が、なにがなんでも予算を大きくしたい理由は目先の支持率である。  日本では、イギリスのように予算裏付けのない放漫政策を打ち出...

米国中間選挙近づく

米国中間選挙近づく

 中間選挙を14日後に控えた27日、バイデン氏がCNNに寄稿した。  経済政策の柱が、ボトムアップ(貧困層支援による下支え)とミドルアウト(中間層支援による購買活性化)だとして、失業率は5...

ここ一番のバイデン氏?

ここ一番のバイデン氏?

 24日にアメリカ民主党進歩派議員連盟CPC(ジャヤパル下院議員会長)30名が、ウクライナ戦争終結のための交渉をおこなうようにバイデン氏に書簡を送った。バイデン氏は、ロシアと交渉するか否かは...

スナク氏の采配に注目すべし

スナク氏の采配に注目すべし

 イギリス新首相スナク氏について、本日の社説を見る。読売は「英国の安定をどう取り戻すか」、毎日は「混乱収拾に指導力発揮を」と、まあ格別の光がない内容を掲げている。  スナク氏は、経済が安定...

もうそのときではない

もうそのときではない

 古代ギリシャ7賢人の1人とされるタレス(前6世紀前半の人)が、母親から無理に結婚を勧められたとき、「まだそのときではありません」といなした。数年後また結婚を迫られて、「もうそのときではあり...

英中トップ人事のコントラスト

英中トップ人事のコントラスト

 かつての大英帝国では、「誰が首相になんかなりたいのか」というコラムが登場する。経済は大変でどんどん貧しくなる。公共サービス財源は目減りする。交通機関などインフラは老朽化で問題山積。ウクライ...

出直し春闘の視点

出直し春闘の視点

NO.1482  連合が2023年春闘の要求を定昇込み5%程度にするらしい。少なくとも、従来以上に物価上昇を意識して、「春闘らしい春闘」に近づけようという考えが感じられるので、OBの1人と...

砲艦外交の挑発

砲艦外交の挑発

 昨年3月、アメリカ上院で、デービッドソン海軍大将が、中国が2026年までに台湾へ軍事侵攻すると証言して物議をかもした。  これは確たる証拠に基づくものではなく、アメリカ軍の軍事的予測で、...

トラス首相の辞任

トラス首相の辞任

 イギリスのトラス首相が就任44日で辞任表明。28日に保守党は党首選出の予定だ。  トラスの低税率・高成長というビジョンは、党首選を争ったスナク氏から、インフレ下でそのような政策を取れば金...

船頭がいない!

船頭がいない!

 イギリスのトラス首相が、決め球として打ち出した予算計画が、財政無視で、英国国債利回りが高騰して大騒動になった。加えてインフレは10%超、国民生活をどうするのかという批判に対して、目下打つ手...