「 論 考 」一覧

労働組合役員への問題提起

労働組合役員への問題提起

筆者 新妻 健治(にいづま けんじ) ――労働組合における組合民主主義の形骸化や運動の不在は、社会変革の主体であるべき労働組合の存在意義を失わせている。そして労働組合役員が、この問題を...

理解しがたい

理解しがたい

筆者 難波武(なんば・たけし)  ――ユダヤの人々がナチスのホロコーストによって過酷悲惨極まりない体験をされたことは、誰でも知っている。だから、ゴタゴタがありつつも、イスラエルの建国(19...

税回避対策という政府の思考

税回避対策という政府の思考

筆者 渡邊隆之(わたなべ・たかゆき)  ――11月7日の朝日新聞3面の見出しには、「大企業が1億円以下に減資『中小化』」とある。大企業が資本金を1億円以下に減らすことで、税制上の「中小...

AIと生産性、給料との厄介な関係

AIと生産性、給料との厄介な関係

筆者 司 高志(つかさ・たかし)  ――これまで本欄でわが国のデジタル化について述べてきたが、今回のテーマは、その延長線上にある。  ホワイトカラーの生産性が上がらないのは、社内政治...

岸田氏の疑問について

岸田氏の疑問について

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  目下、岸田氏による減税という選挙得票目当ての愚策が批判を浴びている。ところが彼らは、有権者がおカネ目当てなのだと確信しているから、なぜ批判されるのかわか...

追い込まれたネタニヤフ

追い込まれたネタニヤフ

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  ハマスとイスラエルの間で4日間の戦闘休止が合意に行ったのはよかった。  ネタニヤフにすると、この戦争はパレスチナ壊滅に狙いがあるから、戦争は継続する、...

組合はなぜ組織拡大ができないか

組合はなぜ組織拡大ができないか

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  ――いま、労働組合の力というものをきちんと押さえている組合役員がいるだろうか。心配である。組合員次元における労使対等が形成されなければならない。組合役員...

スルーしたくなる年中行事

スルーしたくなる年中行事

筆者 小川秀人(おがわ・ひでと)  ――労働組合の組織率は最低を記録したが、組織率の低下と、それに対する言い訳の巧妙が反比例している。巧妙な言い訳つくりに熱を入れるよりも、活動の怠慢を反省...

衝突を避ける?

衝突を避ける?

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  米中首脳会談は本来トップニュースであるが、さしたる中身がないから新聞記事に精彩を欠く。  バイデン・習両首脳が会うことに意義がある。会わないより会うほ...

戦争はテロでしかない

戦争はテロでしかない

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  ガザのシファ病院へイスラエル軍が入った。その以前から、病院の凄惨な状態が報じられていた。ジュネーブ条約第4条が、ハマス掃討を名目として破られた。 ...

優等生社会のパラドックス

優等生社会のパラドックス

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  ――国立大学法人法改正案が今国会に提出されている。大学のガバナンス強化を狙うというが、わが大学の不振はそんなところにあるのではない。大学教育、いや、...