「 論 考 」一覧

カイロでの交渉に注目

カイロでの交渉に注目

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  なぜ、イスラエルは執拗にガザ攻撃を続けるのか。  イスラエル軍(IDF)によると、ガザ攻撃以前の昨年10月7日時点では、ハマス戦闘員がおよそ3万人いる...

相容れない法律と社会常識

相容れない法律と社会常識

筆者 高井潔司(たかい・きよし)  訴訟、裁判は法に照らして厳密に運用、執行される。時に世間の常識から外れることがあり、悲劇、喜劇が生まれる。4月から始まったNHKの朝のドラマ「虎に翼」は...

どこまで続く泥濘ぞ!

どこまで続く泥濘ぞ!

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  裏金問題に関して、自民党が39人の処分を発表した。  離党勧告は、塩谷立、世耕弘成の2議員、党員資格停止が3人、役職停止が17人、戒告が17人である。...

知性的でない事例

知性的でない事例

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  「わたしは、自分が知らないということを知っている」というソクラテス(前470~前399)の言葉がある。これは奥行きが深い言葉である。  賢くなればなる...

いわば旧式思想

いわば旧式思想

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  大学教授から2009年に静岡県知事に就任した川勝平太氏が、4期目途中で辞任の意向を表明した。つねづね失言が問題になってもいたが、最後の決め手は新職員に対...

年中フールの見本

年中フールの見本

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  エープリルフールという言葉はもはや死語になった。なにしろ、内外通年フールだらけである。罪のない嘘、いたずらを楽しむ余裕はなくなった。  先日、かのトラ...

手負い?

手負い?

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  内閣支持率で見ても、自民党内のバラバラ感にしても、岸田氏は四面楚歌、孤軍奮闘である。  小泉純一郎氏は、自民党をぶっ壊すと叫んだものの壊しきれなかった...

機能性表示食品

機能性表示食品

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  わたしは、サプリメントの類は興味がない。新聞本紙の広告と織り込みチラシが多いのに驚いていても、ほとんど目を通さない。  紅麹商品による事故が発生したの...

インテリジェンスの意義

インテリジェンスの意義

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  正倉院の写字に携わっていたのは、当時としてはまさしく最高のインテリであるが、身分は奴隷であったという。知性の人であっても、自由の民ではなかった。  そ...

政治家は暇か!

政治家は暇か!

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  自民党には中央政治大学なる機構がある。派閥全盛時代には、閑古鳥が鳴いていたそうだが、派閥解散の動きが出てからの勉強会には一転して100人ほどが集まっ...

日銀の本務へ

日銀の本務へ

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  日銀が、いわゆる異次元緩和政策をようやく転換した。黒田日銀が安倍内閣と一体で野放図な金融政策をとり、結局11年間も続いた。  毎日新聞は本日、「異次元...

プーチンも羨む?

プーチンも羨む?

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  プーチンが大統領5選を果たした。わが新聞各紙はいずれも、強権体制による選挙であり、民主主義の偽装であると批判する。その通りである。あんなものは民主主義に...