「 2023年05月 」一覧

政治学者がいるのか

政治学者がいるのか

 どれとは言わぬが、どうも政治学者の政治談議が面白くない。論ずべき対象の政治があんこのないドンガラだけのまんじゅうだから、学者の談義が面白くないのは当然である。  しかし、学者は新聞記者で...

G7と「平和」の違和感

G7と「平和」の違和感

 昨日の東京新聞が、オバマ氏が広島で感動的スピーチをした際、平和祈念館では10分しかいなかったと報じた。  こんかいのG7では、どの程度みなさんが見学の質を向上させるのだろうか。忙しい立場...

真摯

真摯

 「現代は、すべてを問い直す覚悟なくしては、混乱もしくは無自覚に陥るしかない」、「民主主義、平和主義に託した希望が崩れ去っている」、「近代科学文明のあわれな戯画――大衆の判断力を養うどころか...

立憲⇒立民へ

立憲⇒立民へ

 立憲民主党の議員集会で、次期衆議院議員選挙の覚悟? を質問された泉氏が、150人当選しなければ辞任すると応じたらしい。つまらない。  新聞スズメのうわさでは、衆議院議員現有97人だが、5...

政治の自学自習

政治の自学自習

 政治教育をどうするかという設問がある。わが国では、学問としての政治学があるが、失礼ながらどうもしかるべき役割を果たしていない。  最大の原因は、政治家に密着取材することが政治だと勘違いし...

暴走するP&K

暴走するP&K

 シモーヌ・ヴェイユ(1909~1943)は若くて亡くなったが、鋭い、有意義な考察を残した。その1つ。  ――権力を有するとは、個人ができることを超える手段にありつくのである。しかし、対象...

政治家もメディアもセンスが悪い

政治家もメディアもセンスが悪い

日韓首脳会談が進展して、日韓関係改善への期待が高まるような新聞論調である。関係改善自体は上等だ。  尹氏は、過去の歴史問題が完全に整理されなければ、未来の協力に向けて一歩を踏み出せないとの...

総括をサボるな

総括をサボるな

 本日からコロナウイルス感染も5類に移行する。電車内では、マスク着用者が圧倒的に多い。  WHOの緊急事態宣言も、5類移行で解除経済活動が活発化するのは上等だが、どうもすっきりしない問題が...

「空気」という嫌な空気

「空気」という嫌な空気

NO.1509  朝9時に電話をかけたら、「お疲れさまです」と挨拶されて面食らった。どうやら1990年代からと記憶する。以来30年、すでに挨拶の主流であるが、わたし的には、依然として無違和...

プリゴジン発言が示唆すること

プリゴジン発言が示唆すること

 戦争という一大事でも挙国一致とならないものが権力争いである。  ロシアの戦争「人材派遣」会社ワグネルの総帥プリゴジン氏が、弾薬がなくて戦闘できるかと怒り心頭、ショイグ国防相やゲラシモフ参...

空気が意思決定する

空気が意思決定する

 この10年くらい、大学生が自分の意見を言わないし、反論を嫌がるという大学教授のコメントを見た。  ものごとは、なんとなく空気で決まるとも指摘する。  やはりなあとも思うが、これは遠く封...