漱石さん
妙なる古書巡り 四半世紀ほど前に、岩波の『漱石全集』(全34巻)を古書店で購入した。たまたま漱石さんの『文学評論』を探していた。単行本が見つからず、金沢の古書店にあると知った。問い合わせ...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
妙なる古書巡り 四半世紀ほど前に、岩波の『漱石全集』(全34巻)を古書店で購入した。たまたま漱石さんの『文学評論』を探していた。単行本が見つからず、金沢の古書店にあると知った。問い合わせ...
「食」業としての政治家 印象に残った言葉である。全国行脚をしている山本太郎氏の街頭演説を聞いていた人が、山本氏に「信じていいんですか?」と言うのだそうだ。山本氏がどんな言葉で応じたかは知...
青雲に暗雲兆す 国家公務員総合試験に応募する人が減っているそうだ。応募者がピーク時には4.5万人いたが、今春は1.7万人でピーク時の37%に減った。著しい不人気である。公務員は報酬がピカ...
バーチャル法要 大都市の墓地が不足している。お墓の管理主体は寺院・公営・民営などあるが、大都市では懐勘定をするだけでも入手しがたい。公営は競争率が高すぎる。東京では年間2万人ほど亡くなる...
それぞれの神を戴く危ない紳士たち G20の皆さま全員集合の記念写真を見て、どうもお尻がもぞもぞする。パッと目に入ったのがエルドアン、トランプ、サルマン、安倍と並ぶ4氏のご機嫌の表情である...
人間の大きさに感嘆!した中国 5月25日、「高井潔司桜美林大学教授の定年最終講義」をライフビジョン学会主催で開催した。高井さんとのお付き合いは30年近くになる。日中交流月刊誌「LOOK ...
メーデー今昔しのぶれば 今年のメーデーは第90回目であった。わが国のメーデーは、1920年が第1回で、35年の第16回を最後に軍国主義下の専制政治で禁止された。敗戦後46年の第17回メー...
民主主義からの離別状 1776年のアメリカ独立、1789年のフランス革命を起爆剤として、欧米に民主主義の大きな流れが興り、カール・シュミット(1888~1985)の言葉を借りれば、19世...
議会機能停止 「日本と日本人」について少し考えてみたい。ここで日本というのは、わたしが受け止めている日本の姿であり、日本人というのは、わたしという1人の日本人が考える日本人像である。さて...
労働運動はお酒から? わたしが組合活動に直接かかわったのは1964年から1982年まで、19歳から37歳までだ。その後は組合活動の応援団というか、球拾いみたいなものであるが、通算すれば5...
100年目の警告 「われわれは世界中いたるところで人間性の危機に巻き込まれている。――驚くべき巨大な力、すなわちハリケーンのごとき力がいまや解き放たれている」。これは、第一次世界大戦が終...
気の毒になるほどのわが現実 夏目漱石(1867~1916)が、愛媛尋常中学校の教諭として松山に赴任したのが1895年4月であった。俗に松山落ちといわれるが、先に勤めた高等師範でがまんでき...