「 論 考 」一覧

日米同盟原理主義の愚

日米同盟原理主義の愚

 なんとしても、米中覇権争いは世界にとって最悪の材料だ。日本が取るべき道は、覇権争いの片棒担ぐことではなく、覇権争いをなくするための努力でありたい。このくらいは、政治家であればわかるだろう。...

頭を冷やして考えよう

頭を冷やして考えよう

 ペロシ氏の訪台について米国内でも軽率・無謀と批判する向きがあるが、引き続いて上院議員5人が訪台した。台湾の自由を守るために同志的連帯の気持ちを伝えるといえば形はつくが、軽挙妄動の上塗りであ...

シラーの心意気

シラーの心意気

 きのう、東日本震災復興支援「真夏の第九」主催による『真夏の第九』公演を聞きに行った。ベートーヴェンの交響曲第九番合唱付きを演奏する。今回で第9回目である。  シラー(1759~1805)...

信用失墜の岸田商店

信用失墜の岸田商店

 改造内閣発足したばかりだが、統一教会問題がべったりこびりついて離れない。閣僚7人と、副大臣・政務官19人が統一教会との接点をもつ。  統一教会が広く政治家に働きかける戦略だということはわ...

ウクライナ戦争の状況

ウクライナ戦争の状況

 9日、クリミア半島のロシア空軍基地での爆発について、ロシアは事故だと発表した。ウクライナは沈黙しているが、アメリカなどはウクライナ側の攻撃だろうと推測している。  同日夜、ゼレンスキー氏...

不細工な改造内閣

不細工な改造内閣

 岸田氏の采配は、目下、表面取り繕い型に見える。  内閣改造を前倒ししたのは、国葬問題を抱え、旧統一教会と自民党議員の癒着関係に対する批判が拡大することを封ずる狙いだろう。  旧統一教会...

半端でない米国の内患

半端でない米国の内患

 米国で国内半導体支援法案が成立した。バイデン氏は一世一代の大仕事と語った。政府補助金520億ドル・税額控除240億ドル(推定)・向こう10年間に研究促進のために2,000億ドルという大盤振...

真夏の神頼み

真夏の神頼み

 コロナ感染状況、東京は昨日10万人当たり1,552.26人で、3日間連続で下がっている。全国の感染者数と退院者数も、退院者数が感染者数を1.2倍上回った。この傾向はピーク超えの特徴の1つで...

閉会中審査

閉会中審査

 国会閉会中でも、衆参両院の常任委員会・特別委員会は、議院の議決があれば閉会中審査をおこなう。どうにかこうにか、今回閉会中審査をおこなう模様である。当たり前だ。  議員は議会において論議す...

危機は政治家が作る

危機は政治家が作る

 ペロシ訪台に抗議報復する中国の演習は、台湾の海上・空域封鎖である。以前から検討していた内容が表面化した。  台湾海峡とバシー海峡が封鎖されると、生活を輸入に頼る台湾は動きが取れない。 ...

混迷のハーケン

混迷のハーケン

 米国11月の中間選挙で、民主党の敗退が予想される。ペロシ氏は議長職を去るので、訪台がセンチメンタルジャーニーで、レガシーを作るという説もある。  センチメンタルジャーニーならば、個人的趣...

信頼できるか!

信頼できるか!

 恐るべき破壊と殺戮の兵器を政治家と軍人の手に持たせている。  権力を握っている諸氏が「人間の尊厳」(基本的人権)の意味を、十二分にわかって行動しているだろうか。  彼らの多くが、恰好つ...