「 論 考 」一覧

深刻な時代

深刻な時代

 11月8日アメリカ中間選挙は、反トランプが選挙戦の軸になっている。予想通り、もう1つ人気が上がらないバイデン陣営が、もっとも打ち出しやすい戦略である。  トランプ陣営は、いまも大統領選挙...

プーチンのオツム

プーチンのオツム

 きちんとなにごとかを集中して考えると頭が痛くなる。痛くならなくても非常に疲労を感ずる。だからもっともいいのは、厄介な問題を考えず、考えても壁に突き当たったら、結論を出そうとせず、先延ばしす...

まともでありたい

まともでありたい

 クリミア橋の一部爆破は、まだ仔細不明だが、プーチンはウクライナのテロと断じて、キーウなど攻撃した。  もともと侵略したのはロシアだから、仮にウクライナがやったにしても、プーチンの批判を当...

ウクライナ戦争の出口の機会?

ウクライナ戦争の出口の機会?

 人間は、なにごとにも慣れてしまう。ウクライナ戦争しかり、プーチンの核の恫喝もしかり。ウクライナの善戦敢闘は、米欧の武器供与があるからで、いかにウクライナの士気が高くても無手勝流ではやれない...

議長の権威

議長の権威

 聖なる像を背中に乗せて運ぶロバが、像のために焚かれた香を自分のためだと思うというたとえ話がある。  議長という聖なる仕事に隠れて、説明責任から逃れようとする細田氏を見ていると、このくらい...

信用なくした日銀

信用なくした日銀

 次期日銀総裁人事が、岸田氏の悩みだという。  黒田日銀総裁は、2期・10年も采配を揮うべきではなかった。最初の2年間で大々的公約に失敗したのだから、さっさと辞めて当然だった。  リフレ...

逃げ得にさせてはならず

逃げ得にさせてはならず

 ようやく国会審議が始まったが、岸田氏は脛に傷持つ質問についてはまともに答えない。野党がスキャンダルばかり追及して、大事な課題に取り組まないという批判が起こるのを待つ作戦だ。  順番からす...

ウクライナ戦争に転機を

ウクライナ戦争に転機を

 ロシアが、ウクライナ占領地縮小の地図を公開した。国内の危機感を引き出そうとするつもりか。すでに、国外へ26.1万人が脱出したようだ。失った兵士は16~19万人という説もあるが、たしかなこと...

あほらしい不快感

あほらしい不快感

 NHKは朝から、Jアラートの中身のない放送を延々。北朝鮮の思惑は十分に果たせたというわけか。日本、いや、米国の防衛力を恐れていないということでもある。  昨日首相の所信表明演説、新聞社説...

軍需産業からの撤退は大賛成

軍需産業からの撤退は大賛成

 読売新聞社説によると、小松が軽装甲機動車を、住金が次期機関銃を、それぞれ生産中止した。2003年から軍需産業から撤退した企業が100社に及ぶそうだ。  顧客が防衛省だけでは儲からないから...

課題の統御ができるか岸田内閣

課題の統御ができるか岸田内閣

 今朝の新聞はいずれもプーチンが、ウクライナのルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、へルソンの4州を併合する記事を大きく扱う。ロシア国内はだいぶ乱調になったようだ。  ドネツク、ザポリージャ...

ウクライナ戦争を止める時期

ウクライナ戦争を止める時期

 ドローン撮影した、ロシアからジョージア国境への長い自動車列は驚異的だ。たしかに長い圧政で声を上げることすら容易でないロシアの人々であるが、「逃げる」という直接行動で、プーチンの戦争に反対す...