「 2021年 」一覧

ポカスカ内閣的事情

ポカスカ内閣的事情

 コロナ騒動で、五輪を開催できるかどうか。部外者的視点でも相当難しい。その開催責任者が、言わずもがなのアホ発言で、内外に囂々たる非難を浴びる。  もともと組織委員会会長の引き受け手がなく、...

共産と国民民主の勝ち

共産と国民民主の勝ち

 コロナ関連の特別措置法と感染症法の改正が昨日成立した。自公・立憲民主・維新が賛成、共産・国民民主が反対した。  国民民主が懸隔のある共産と、結果的にではあるが足並みを揃えて反対したのは珍...

個人的野心?

個人的野心?

 ミャンマーの国軍クーデターの理由として、国軍は先の総選挙不正を指摘するが、国際選挙監視団はきっぱり否定している。  そこで登場しているのが、ミンアウンフライン国軍最高司令官の個人的野心説...

制裁論は妥当でない

制裁論は妥当でない

 軍は国家の暴力装置である。国家が暴力装置を恣意的に駆使する場合も少なくないし、軍自体が暴力的に国家を支配することもある。カポネは暴力でビジネスモデルを作り、ヒトラーは暴力で政治モデルを作っ...

イスラエル市民からパレスチナへ水

イスラエル市民からパレスチナへ水

 人口200万人のパレスチナ・ガザ地区は苛酷な水不足で、塩分が多く、腎臓結石や下痢の症状が多い。  AFPによると、同地へイスラエルのウォーター・ジョン社が、太陽光を利用して空気中から水を...

刑罰拡大はやがて恐怖政治だ

刑罰拡大はやがて恐怖政治だ

NO.1392  コロナウイルス対策の腰が定まらない。  感染症法改正について、入院措置に応じなければ、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金という刑事罰を科すとした政府案を見直し、...

ワクチン騒動

ワクチン騒動

 WHOは、豊かな国が対コロナワクチンの争奪戦を展開したり、独占することに深い懸念を表明している。「大国は、ケーキの奪い合いをしているが、途上国はパンくずも手に入らない」と痛切な表明をした。...

菅氏はお疲れのようだが

菅氏はお疲れのようだが

 政府は、コロナウイルスに感染した人が入院拒否した場合の刑事罰を行政罰の過料にすると修正したが、行政罰であっても、当欄で昨日指摘したように、刑罰の濫用であることは変わらない。  そもそも提...

政府・与党はアウトローか

政府・与党はアウトローか

 周知のごとく刑法は、どんな行為が犯罪とされ、犯罪に対していかなる刑罰が科せられるかを定めた法規範である。  その目的を考えると、① 人々に、社会=共同生活の秩序が保たれているという安心感...