月刊ライフビジョン | 甘酸辛苦

生きる、存在する、そして…

POOH

 同居していた義母が98歳で他界した。

 妻は母を介護しながら自宅で看取った。私はその一部始終を目撃した。

 人の「死」とはそのまま、その人の「生」のように思える。生き様とは、その人の「存在理由」そのものであるのかも知れない。

 義母の死は、「ならばお前の存在理由は何か」と私に問いかけてくる。


<「私の人差し指と胡桃の私」画用紙・鉛筆>

 熊のPOOHさん 1954年、桐生市生まれ。22歳から労働組合の地方組織で32年間組合活動に専念。2019年3月、定年退職後入学した武蔵野美術大学・通信教育課程を卒業。現在、絵を描くことの意味を探究中。