
双子の鳥
20数年ぶりに自由美術展に応募し、入選することができた。 私は23歳で自由美術協会の会員に推挙された。その後40歳を過ぎて労働組合活動に専念しようと絵筆を置き、退会した。そして定年退職...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
20数年ぶりに自由美術展に応募し、入選することができた。 私は23歳で自由美術協会の会員に推挙された。その後40歳を過ぎて労働組合活動に専念しようと絵筆を置き、退会した。そして定年退職...
「セロ弾きのゴーシュ」を宮沢賢治の原作とアニメで鑑賞した。 ストーリーは知っていたが、こんなに深い話とは知らなかった。 演奏会に向けてセロの練習に励むゴーシュの家に、夜な夜な猫、郭...
宮沢賢治の寓話に「貝の火」という話がある。 ある日、子兎のホモイは小鳥を助けたお礼に貝の火という宝珠をもらう。その中には不思議な火が燃えているのだが、ホモイがモグラをいじめたり...
「ポラーノの広場」は宮沢賢治作品の中に、「市民が集って祭りをする伝説の理想郷」として登場する。少年ファゼーロから、最近広場が復活したという話を聞いた主人公の博物局員が行ってみると、県会...
先日、山梨からの帰路、野辺山にある電波望遠鏡の観測施設を見学した。 遥か彼方の星からの微弱な電磁波を受け止める直径45メートルの電波望遠鏡。そこから何を解明しようというのか...
岩手山をバックに小岩井農場にある煉瓦づくりのサイロを描いた。空には天の河が横たわっている。実際にこのような風景はない。だからこの絵は想像画である。 「天の河幻想」画用紙・鉛筆・アク...
宮沢賢治は自らの詩を心象スケッチと表現した。心象スケッチとは、「その時見たもの、感じたものを表現する、いわば彼ら自身の内部に反響する感情や心象を写しとることである」という。(岩手県花巻市・...
先月、美大の通信教育を卒業した。 卒業は通過点だと思っているが、ここまでの時間は私にとって貴重な時間だった。様々な新しい出会いがあり、学びがあった。 論語にこんな言葉がある。 「...
両毛線駒形駅の北側道路沿いに朽ちた枕木の柵が続いている。枯草が絡まり今にも倒れてしまいそうな枕木だが、すっかり錆びついた有刺鉄線で何とか柵の役割を保っている。 人間の深層にも、有刺...
大学の通信教育がまもなく終了する。「絵の修業」で得たものは計り知れないが、最大の収穫は「絵を描くという行為に終わりはない」ということだと思う。 自分が常に「今」に留まっていない...
プランターに植えたパンジーが、我が家の2階のベランダで元気に咲いている。その中の一輪を描いた。 もともとは19世紀・北欧で野生のスミレを交配して作られたという。日本へは江戸時代...
学生生活も最終段階に入り、目下卒業制作にとりかかっている。卒業制作は大学での学びの集大成ということになるがこれが最後ではない。あくまで通過点だと心得ている。作品のテーマにアルブレヒト・デュ...