
行き場を失う外国籍労働者 ―労働相談から見えてきた実像―
労働組合の全国組織・UAゼンセン(組織人員185万人)は日本国内外で働く外国籍労働者支援活動を進めている。活動支援局を新設し、ベトナム、ミャンマー、中国語を扱う専門の書記局員を置き、それぞ...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
労働組合の全国組織・UAゼンセン(組織人員185万人)は日本国内外で働く外国籍労働者支援活動を進めている。活動支援局を新設し、ベトナム、ミャンマー、中国語を扱う専門の書記局員を置き、それぞ...
昨年からほぼ2年にわたって、とても奇妙な時間が過ぎた。ひとことで表現すれば、――1日は長く、1年は短い――と言いたい。時間を感じるのは1人ひとりである。哲学者は、人間は運動体であるという。...
出版の問題意識 40年前1981年7月、拙著『労働組合が倒産する』(総合労働研究所)を上梓した。思い出話の形ではあるが、こんにち、組合活動の手応えがなぜ薄いのかを考える手がかりとしたい。...
人間はいろいろな発明をしてきた。とりわけ、「共同生活=社会」の発明がなければ、他の動物と同じであったにちがいない。あまりにも当然すぎて、ふだんは社会に感謝する気持ちはない。人間は社会を離れ...
感染症危機は増幅された 危機とか、転換期という言葉は使い古されて耳タコだったが、昨年からのコロナ騒動は間違いなく危機である。コロナウイルスは姿が見えないから厄介極まりない。収束の見通しが...
労働時間から人間時間へ 労働時間と賃金は、実は1枚のコインの表と裏である。――1時間の仕事が1000円になるか、2000円になるかと並べれば、...
———カミュ『シーシュポスの神話』の周辺 ——— ライフビジョン学会・7月の読書会は、『シーシュポスの神話』(1942)である。著者は、アルベール・カミュ(1913~1960)、当時は、...
昨年9月号で、「『新常態?』 まだそのときではない」という一文を呈した。今回はその続きである。新常態(ニュー・ノーマル)を語る前に、いままで常態だと思っていたものが、本当に常態なのか。もと...
昔は物を思わざりけり フランス文学者の渡辺一夫(1901~1975)は、随筆「老耄回顧」(1972)に、「昔は物を思わざりけり」と、自分を嘆き、鞭打つような言葉を書いた。 夏目漱石、...
正しく知って正しく警戒 新型コロナウイルスは私達に、社会活動上のとてつもなく大きな問題(労働環境・生活環境)を提起しました。「密閉した空間にしない」「人と人が密集しない」「密接した会話や...
組合は政治活動を主たる目的としていない。それを如実に示す言葉が「労働組合主義」ではなかろうか。しかし、仮に組合が政治活動を一切やらないとすれば、わが国の民主主義がまともに育たない。組合は可...
スペイン風邪からちょうど100年の2019年末発生して、世界中を震撼させたコロナウイルス騒動であるが、収束には道遠しだ。 スペイン風邪は、世界人口20億人当時、1億人近くが亡くなった。...