
戦争と人権
朝日新聞8月12日オピニオンのページに「ウクライナ 戦争と人権」というテーマで、政治学者豊永郁子氏の寄稿があった。触発されたので、一文を草したい。ただし、寄稿文そのものに対する意見ではなく...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
朝日新聞8月12日オピニオンのページに「ウクライナ 戦争と人権」というテーマで、政治学者豊永郁子氏の寄稿があった。触発されたので、一文を草したい。ただし、寄稿文そのものに対する意見ではなく...
民主主義論の理解について 岸田首相は、昨年の自民党総裁選で「民主主義の危機」を訴えた。わたしも安倍内閣時代から同じ表現の主張を続けているが、岸田氏の発言には違和感を覚えた。なにしろ、民主...
極まった衆愚政治 政治家は議会で政治活動、すなわち日々研鑽・研究を積み重ねてかんかんがくがくの論議をおこなう仕事である。しかし、傍目には議会論議の内容が印象に残ることはきわめて少ない。ま...
紳士淑女のかっこうしていても人をぶん殴る輩はいる。平然と大嘘をつく輩もいる。正義を掲げてまさかの侵略戦争をする輩もいる。世界の現実である。これではまったく不愉快千万、そういうものだと納得で...
平和を歩んだ敗戦後の日本 政治家なる者は、矮小な人間性のなせる業か、人々を号令一下結束させ、行動させたいと思いがちである。もちろん、人間には他者を自分の意に沿わせたい意識があるから、格別...
~サービスをする側もされる側も共に尊重される社会をめざして~ 現在、カスタマ―ハラスメント対策は、日本社会の中で一定の認知がされるようになり、数年前よりも企業対策の意識は向上してきている...
「大和魂と武士道」 日本人の精神といえば、大和魂が顔を出す。日露戦争(1904~05)直後、はやったのが「大和魂」だ。 ――東郷大将が大和魂をもっている、魚屋の銀さんも大和魂をも...
医療現場で働く人たちの声 オミクロン株による第6波が拡大中だ。どうもそれらしい打つ手がないようで、政府と専門家の分科会の見解が定まらない。専門家はさらにリスクが高い環境での対策に関心が移...
労働組合の全国組織・UAゼンセン(組織人員185万人)は日本国内外で働く外国籍労働者支援活動を進めている。活動支援局を新設し、ベトナム、ミャンマー、中国語を扱う専門の書記局員を置き、それぞ...
昨年からほぼ2年にわたって、とても奇妙な時間が過ぎた。ひとことで表現すれば、――1日は長く、1年は短い――と言いたい。時間を感じるのは1人ひとりである。哲学者は、人間は運動体であるという。...
出版の問題意識 40年前1981年7月、拙著『労働組合が倒産する』(総合労働研究所)を上梓した。思い出話の形ではあるが、こんにち、組合活動の手応えがなぜ薄いのかを考える手がかりとしたい。...
人間はいろいろな発明をしてきた。とりわけ、「共同生活=社会」の発明がなければ、他の動物と同じであったにちがいない。あまりにも当然すぎて、ふだんは社会に感謝する気持ちはない。人間は社会を離れ...