「 2022年 」一覧

邦字紙の不勉強

邦字紙の不勉強

 日米豪印のクワッドなる会合は、よくわからない。  開かれたインド太平洋を唱えつつ、本丸は中国排除である。邦字紙は、アメリカがアジア太平洋へ戻ってきたから歓迎だというが、トラブルメーカーだ...

アメリカ国内が危ない

アメリカ国内が危ない

 バイデン外交の派手さに拍手を送る向きも多かろう。ウクライナ戦争を背景に、世界が民主主義陣営に結集しつつあるという見方である。  一時期、マクロン氏が「もはや死んだ」とまで批判したNATO...

バイデン氏の度量いかに

バイデン氏の度量いかに

 ゼレンスキー大統領が、国内テレビで、「紛争は外交を通じてしか解決できない」と語った。詳細な文脈がわからないが、その通りである。  バイデン氏はじめ西側の諸政治家は、この機とばかり、周辺の...

暗たんたる思い

暗たんたる思い

 ある小説で、フェミニストになった元彼女が、お付き合いを再開した相手に、「説明しなければわからないことは、説明してもわからないのだ」と話すという書評の引用を読んで考えた。  話せばわかると...

米国流リーダーシップの陥穽

米国流リーダーシップの陥穽

 バイデン氏が、インド太平洋経済枠組み(IPEF)を引っ提げて外遊する。日米豪印(QUAD)、米英豪(AUKS)、米プラスASEAN9を包括的戦略パートナーシップへ引き上げるなど、まことに中...

停戦の好機だ

停戦の好機だ

 ロシアが、ウクライナ兵士959人を支配下に置いているらしい。  ロシア連邦捜査委員会は、ウクライナ兵士の民間人に対する犯罪の関与について確認(尋問)すると発表した。  一方、ウクライナ...

マリウポリの攻防

マリウポリの攻防

 マリウポリは、ウクライナの港湾都市の1つである。  親ロシア派が勢力を維持するドンバス地域(ルハンスク州、ドネツク州)と、2014年にロシアが併合したクリミア半島の中間にあるマリウポリを...