論 考

停戦の好機だ

 ロシアが、ウクライナ兵士959人を支配下に置いているらしい。

 ロシア連邦捜査委員会は、ウクライナ兵士の民間人に対する犯罪の関与について確認(尋問)すると発表した。

 一方、ウクライナが捕縛したロシア兵について裁判を開いた。兵士は2月28日命令を受けて、民間人をカラシニコフ銃で射殺したことを認めたという。

 ロシアは、ウクライナのネオナチ退治を掲げたから、戦争意図の証明をしたいのだろうし、ウクライナのロシア兵戦犯裁判を牽制する目的もあろう。

 いずれにしても、戦闘とは異なった分野の動きである。昨日も書いたが、停戦・和平の糸口にしてもらいたい。

 いったん、大きな戦闘が過ぎたのは事実だ。アメリカとNATO、EUが、停戦の動きを起こすチャンスだと思う。

 戦争を始めるのは簡単だが、終わるのは難しい。世界の政治家諸君が、本当に人間のために政治をする精神をもっているかどうか、が問われている。本気を起こしてもらいたい。