「 週刊RO通信 」一覧

戦後の礎はボツダム宣言

戦後の礎はボツダム宣言

NO.1519  1945年7月26日、ポツダム(独)で、アメリカ、中華民国、イギリス(後ソ連参加)が対日共同宣言を発した。これがポツダム宣言である。来週、ポツダム宣言から78年を迎える。...

お手軽幸福論?

お手軽幸福論?

NO.1518  朝日新聞(7/6)の言葉季評という欄で、歌人の穂村氏の、「生まれながらのユーザー貴族/便利な世界にない幸福感」と題したコラムを読んだ。穂村氏は1962年生まれの歌人である...

「貧乏くじ」から考えた

「貧乏くじ」から考えた

NO.1517  富くじは、17世紀寛永時代に寺社修理費などをまかなうために幕府によって公認された。当時江戸では、谷中の感応寺、目黒不動、湯島天神のものを三富(さんとみ)と称したそうだ。私...

岸田的バクチ政治

岸田的バクチ政治

NO.1516  1931年の満州事変に始まり、1937年には日中戦争に拡大、さらに1941年の太平洋戦争に突入して、1945年に敗戦するまでの15年戦争は、惨禍の規模・期間からしても、過...

政治は修飾語から腐る

政治は修飾語から腐る

NO.1515  言葉は修飾語から腐る――というのは、小説家などものかきでなくても十分に理解できるのではあるまいか。絶世の美女を表現するのに沈魚落雁、羞花閉月などの表現があるが、こんな言葉...

勉強することについての勉強

勉強することについての勉強

NO.1513  いつごろからか、確かではないが、1970年代後半、自分が30歳に入ったころには、「人間は自分がなろうとするものになる」という言葉を知っていた。格別考えなくても、そんなこと...

広島という都市の宿命?

広島という都市の宿命?

NO.1512  わたしは広島県と背中合わせの島根県生まれ。両親がトラック運送で、生活の糧を得ていた。たまたま広島へ生鮎を運送する仕事が入り、5歳のわたしも載せて広島へ旅した。これが最初の...

空の巣的平和事情の日本

空の巣的平和事情の日本

NO.1511  「広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はない」。これ、岸田氏の弁だ。G7の首脳らが揃って平和記念資料館を訪れた。被爆者の小倉桂子さんとの対話をし、慰霊碑...

「空気」という嫌な空気

「空気」という嫌な空気

NO.1509  朝9時に電話をかけたら、「お疲れさまです」と挨拶されて面食らった。どうやら1990年代からと記憶する。以来30年、すでに挨拶の主流であるが、わたし的には、依然として無違和...

4月のメーデーに寄せて

4月のメーデーに寄せて

NO.1508  はるか昔、わたしは5万人の組合で、情報宣伝部長として季刊雑誌の編集に8年間携わった。組合費を投入しているが、1冊250円で販売していた。いま見ても一級品とはいかないものの...