被告人の利益より司法の権威と面子を優先した高裁決定
――マスコミ喧噪の中で忘れ去られる袴田事件 日大のアメフト問題から米朝首脳会談、さらにはワールドカップでの日本代表の予想外の善戦で持ちきりだった6月のマスコミ報道。その中でひっそりと忘れ...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
――マスコミ喧噪の中で忘れ去られる袴田事件 日大のアメフト問題から米朝首脳会談、さらにはワールドカップでの日本代表の予想外の善戦で持ちきりだった6月のマスコミ報道。その中でひっそりと忘れ...
今月も何をテーマに取り上げるか迷った。元新聞記者としては、常に新しいテーマ、新鮮な視点を心掛けている。時には読者の皆さんの予想外のテーマも取り上げてみたい。 にもかかわらず、今月はやは...
缶コーヒーのCM風にいうと、私のような宇宙人には「この国の政治は理解できないことばかり」だ。 その1。米朝首脳会談を前に、安倍首相が訪米し、米朝首脳会談で拉致問題に言及してくれるよ...
案の定というか、予想通りというか、森友学園問題をめぐる佐川証人喚問は、自身が「捜査の対象で刑事訴追を受けるおそれがあるので、答弁を差し控えたい」の連発で、何ら真相解明が進まないまま終了した...
国会で、裁量労働の適用範囲の拡大などを柱とする、いわゆる“働き改革法案”が論議されている。労働問題は家元・奥井礼喜先生のお家芸だが、記者、大学教員と裁量労働歴約50年の私もその体験を踏まえ...
私の朝はNHKの「おはよう日本」にチャンネルを合わせることから始まる。ほとんど民放を見ることはない。それほどのNHKファンだが、いや、だからなのか、1月のNHKを見て失望した。大河ドラマに...
12月も中国を訪問する機会があった。11月に北京大学へ出張講義をした際、中国社会科学院の友人に会ったら、「12月に西安郊外の農村で、世界農村大会を開催するので、娘さんの嫁ぎ先の農民歌手(義...
11月は、本職の大学での講義のほかに、日中両国で講演・講義をする機会があった。一つは昨年度に続き、国際交流基金から派遣されて、北京大学の博士課程に設置している「現代日本研究センター」での集...
いまなら野党の選挙準備体制も不備と、冒頭解散に打って出た安倍政権。狙い通りどころか、野党の野合分裂という敵失で、期待を大きく上回る与党の圧勝で終わっってしまった。にもかかわらず、相好崩して...
大義なき解散の国と、劉暁波の国と… 9月中旬、中国の上海・杭州に調査旅行に行ってきた。 上海は読売新聞の記者だった1980年代半ば、支局の開設を自ら行い、約1年駐在した懐かしい町であ...
今年の夏休みは、これまで勉強して来た「大正デモクラシー期の中国論」をまとめる本の執筆に充てた。 大正期は、普通選挙の実施など国内でデモクラシーを大いに推進したが、対外的には帝国主義的侵...
私の大学の授業の一つで「メディアと人権」という科目がある。この授業ではメディアが人権問題をどう報じているか、というよりも、むしろメディアが引き起こす人権問題を取り扱っている。メディアは日々...