設問が読めない大人たち
6月上旬、大雨の中、私が関係する団体が主催する講演会に出席した。こんな雨の中、出席者が少ないに違いないと踏んで出かけたのだが、300席を越える座席が用意されていたホールは立ち見が出て、隣の...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
6月上旬、大雨の中、私が関係する団体が主催する講演会に出席した。こんな雨の中、出席者が少ないに違いないと踏んで出かけたのだが、300席を越える座席が用意されていたホールは立ち見が出て、隣の...
今月号は新聞批評からちょっとずれるが、今米中貿易摩擦で、アメリカから標的とされる中国のIT大手ファーウェイの本拠、中国の深圳市に滞在して考えたことを報告する。 ◇ 5月中旬、中国南部...
いよいよ「令和元年」がスタートした。大手マスコミが実施した各種世論調査では、新しい元号に対し、好感を持つ人の割合が軒並み6割を超えた。産経新聞とフジテレビが実施した合同世論調査では「良いと...
3月は中国担当記者にとって、稼ぎ時である。年に1度の全国人民代表大会(国会に相当、全人代)が開かれ、各種法案が審議、採択されるが、何より開会冒頭、国務院総理(首相)が1年を総括し、新年度の...
3月下旬に北京大学で、「日中メディア比較論」を講義するため、その準備をしている。講義の目玉は「記者クラブ」論である。 10年ほど前、中国・杭州で開かれた中国のメディア学会の大会に参加し...
3月に定年退職を迎える。友人、知人から最終講義はいつかと聞かれることが多い。最終講義では、退職を前に、教員生活を総括するような講義を公開で行うのが通例で、卒業生や他大学の友人も多数参加して...
ボーっと生きているわけにはいかないご時勢 年末恒例の「流行語大賞」のトップテンに、NHKバラエティ番組「チコちゃんに叱られる」の「ボーっと生きてんじゃねーよ」が選ばれた。これは私たち教員...
大学のジャーナリズムに関する授業では目下、「広報とメディア」の関係に触れるあたりに差し掛かっている。これまで情報の信頼性を重視するジャーナリズムにとって、取材がいかに大切であるかを講義して...
アメリカにダンス留学した二女がアメリカ人と結婚して間もなく3年になる。婿殿は「オハヨゴザイマス」と愛敬はふりまいてくれるが、ちっとも日本語を勉強する気がなく、こちらはやむなくNHKのラジオ...
LGBT(性的弱者)に対する偏見を助長する杉田水脈衆院議員の文章を擁護する特集を組んだ「新潮45」が改めて社会的批判を浴び、急きょ休刊の運びとなった。特集から休刊へ急転直下の幕引きとなった...
8月は安倍政権にとって試練の月ではなかったろうか。ヒロシマ、ナガサキの被爆記念日、続いて15日の終戦記念日。首相としてはそれぞれの式典に出席し、あいさつをしなければならない。今年は首相にと...
9月の自民党総裁選を前に、有力派閥の長である岸田文雄政調会長が不出馬を表明した。これには失望した。これで安倍三選が事実上決まってしまったからではない。「政治は議論ではなく数」という日本の政...