
改憲を論ずる資格ありや
政府与党、とくに自民党には、国民投票法改正案の採決で憲法論議に弾みをつけたいという思惑があるらしいが、心得違いが甚だしい。 第一に、政府与党には憲法を遵守する姿勢が決定的に欠落している...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
政府与党、とくに自民党には、国民投票法改正案の採決で憲法論議に弾みをつけたいという思惑があるらしいが、心得違いが甚だしい。 第一に、政府与党には憲法を遵守する姿勢が決定的に欠落している...
ロンドンでのG7外相会議の写真にギョッとした。ジョンソン首相を先頭に各国外相が絨毯を敷いた階段に、ひな壇風に並んでいるのだが、全員が黒マスク、ダークスーツなので、ちょっと見た感じはアウトロ...
アイゼンハワー(1890~1969)が、1961年1月20日の大統領職離任演説で、予定スピーチから離れて、軍産複合体の危険性を指摘したのは有名なエピソードとして残る。 15年に陸軍士官学...
菅氏が「コロナ対応で緊急事態の備えに関心が高まっている」と語った。緊急事態については、コロナ以前から自民党に改憲の狙いが強く、コロナ対応を幸い奇禍! として利用してやろうという小賢しい便乗...
CNNの調査(4/21~4/26)にると、米国人は、バイデン氏が合法的な選挙で勝利したのではないと主張する人が、いまも30%存在するという。ヒイキが敗けて悔しいから認めたくないという感情は...
NO.1405 トランプ旋風が始まったのは5年前、アラバマ州での集会だった。2人の息子から勧められて、トランプ氏は気乗りしないまま会場に足を運んだ。彼が目にしたのは、見たことのない大群衆...
政府が次々にドジを重ねていて、新聞論調が批判に傾いても、政府が政治の采配を変更することはほとんどない。政治的影響力がある事業者団体と当局との間ではすり合わせが十分であるが、政治的影響力が弱...
昔は物を思わざりけり フランス文学者の渡辺一夫(1901~1975)は、随筆「老耄回顧」(1972)に、「昔は物を思わざりけり」と、自分を嘆き、鞭打つような言葉を書いた。 夏目漱石、...
3年近くにわたって新聞通信協会発行の月刊誌『メディア展望』に連載してきた「大正デモクラシー中国論の命運」を4月号で終えた。連載は、私がかつて教鞭を執った桜美林大学の創設者清水安三、吉野作造...
多様な知の地平を切りひらく? 朝日新聞夕刊に「にじいろの議」という欄がある。――多様な知の地平を切りひらく気鋭の寄稿を月1回掲載します――と説明がついている。4月14日(水)夕刊には「コ...
総理のコロナに対する発言で、「予想を超えたもの」というのには驚いた。開いた口が塞がらない、というのでは形容不足で、もはや形容すること言葉すら思いつかない。この人はどうやって思考しているのだ...
かけ声だけで遅々として進まなかった働き方改革が、とんだコロナ効果で進み始めたように、なかなか変わらなかった現金主体の取引が、とんだ銀行の手数料値上げ効果で一気に変わりそうな気配だ。 マ...