平和の原則を突き崩す既成事実の積み重ね
8月の新聞・テレビは今年も終戦特集を組んだ。その多くが加害者としての侵略国家日本よりも、ウクライナの現状を思い起こさせる、戦争に巻き込まれた被害者としての日本国民の姿を描く内容が目立つ中で...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
8月の新聞・テレビは今年も終戦特集を組んだ。その多くが加害者としての侵略国家日本よりも、ウクライナの現状を思い起こさせる、戦争に巻き込まれた被害者としての日本国民の姿を描く内容が目立つ中で...
6月下旬、山形までの長距離ドライブの際、高速道路に入る直前に念のため、ガソリンスタンドに行って空気圧を調べた。何と、右後輪がパンクしていた。ガソリンスタンドに修理を依頼したが、やっておらず...
―― 政治は、メディアは、いっこうに進化していない 「選挙区民は何の為に代議士を選挙するか。代議士は選挙区民の何を代議するか。彼等には、初めより、理会もなければ、約束もない。如何なる人を...
3月のメディアでは、二つの「捏造」が大きな話題となった。一つは、死刑判決の再審をめぐって争われていた袴田事件で、東京高裁が再審を認める決定を下すとともに、捜査側の「証拠捏造の可能性」に言及...
私の尊敬する読売新聞の先輩に前澤猛氏がおられる。本欄の執筆にもいろいろとご教示とコメントをいただき、時々その名が本欄に登場するのでご記憶の読者もいることだろう。前澤氏は1950年代に読売新...
岸田内閣は12月、防衛政策と原発政策について、従来方針の大転換を決めた。防衛政策では「専守防衛」という戦後の日本の一貫した方針を、「敵基地攻撃能力の保有」へと転換し、そのための防衛予算確保...
11月初め、札幌の大学で、ジャーナリズム論を講義する機会があった。その写真と簡単なメッセージを中国のSNS「微信」の「朋友圏」にアップした。朋友圏とはフェイスブックみたいなもので、友達とし...
10月は5年に1回の中国共産党大会が開催され、むこう5年間の最高指導部の人事体制と党の指導方針が決まった。中国は憲法で共産党が指導する国家として定められているので、共産党の政策方針は即国家...
賛否両論がかまびすしく叫ばれる中、安倍晋三元首相の国葬が執り行われた。NHKのみならずテレビ東京以外の民放キー局が中継するというので、一体どんな報道になるのか、見守っていたが、当日夜のNH...
ロシア軍のウクライナ侵攻から半年が過ぎた。首都キーウ(キエフ)包囲によってゼレンスキー政権の早期降伏を狙ったプーチンの思惑は失敗に終わり、東部地区の占領を進める戦略に転換した。ウクライナ側...
ーー安倍元首相銃撃報道をめぐってーー 安倍元首相銃撃事件をめぐる大新聞、テレビの迷走ぶりにはつくづくあきれはててしまった。7月28日付け朝日新聞「論壇時評」で東大の林香里教授は、① 9日...
車を長時間運転する時は、ラジオを付けることにしている。軽いトークと軽快な音楽がいい気晴らしになる。しかし、時にMCとゲストのやり取りが気に障ることもある。TBSラジオの午後の番組で、経済評...