「決め打ち」できない日本のもどかしさ
9月23日各紙朝刊は、日銀の植田総裁の記者会見を一面トップで伝えた。内容は「日銀金融緩和継続」、「物価目標『見通せず』」(読売の見出し)と各紙似たり寄ったり。もちろん物価高に悩む国民として...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
9月23日各紙朝刊は、日銀の植田総裁の記者会見を一面トップで伝えた。内容は「日銀金融緩和継続」、「物価目標『見通せず』」(読売の見出し)と各紙似たり寄ったり。もちろん物価高に悩む国民として...
首相側近の荒井秘書官が、LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方をめぐる失言で、更迭された。「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などといった差別的な発言が問題となった。...
私の尊敬する読売新聞の先輩に前澤猛氏がおられる。本欄の執筆にもいろいろとご教示とコメントをいただき、時々その名が本欄に登場するのでご記憶の読者もいることだろう。前澤氏は1950年代に読売新...
岸田内閣は12月、防衛政策と原発政策について、従来方針の大転換を決めた。防衛政策では「専守防衛」という戦後の日本の一貫した方針を、「敵基地攻撃能力の保有」へと転換し、そのための防衛予算確保...
賛否両論がかまびすしく叫ばれる中、安倍晋三元首相の国葬が執り行われた。NHKのみならずテレビ東京以外の民放キー局が中継するというので、一体どんな報道になるのか、見守っていたが、当日夜のNH...
5月15日は沖縄が日本に復帰して50年を迎えた。この日、テレビのニュース、ワイドショーではお決まりのように、50年前の復帰式典で、当時の佐藤栄作首相が「本日沖縄は祖国に復帰しました」とあい...
自社、他社を含め、新聞社の名誉、不祥事に関する記事は、第2社会面、いわゆる3面記事の右ページに掲載される。4月7日の朝日の第2社会面を開いて、落胆とともにさもありなんの思いがした。同社の看...
ロシアのプーチン大統領の個人的野心で始まったウクライナ侵攻。大義名分のないプーチンの戦争でロシア軍の士気は上がらず、ウクライナ軍の反撃や国際社会の反発を浴び、短期決戦、傀儡政権の樹立という...
日本大学の前理事長が東京地検特捜部によって、12月20日所得税法違反(脱税)で起訴された。私は先月号で、朝日新聞の報道を「巨額の金を受け取ったが、ごっつぁん体質だから、罪に問えないと言わん...
菅首相の退陣、与党の総裁選、衆院選挙と続いたので、本欄でもこのところ日本の政治、政治報道に関する批評を重ねた。しかし、新聞社の元北京特派員として、昨今の中国報道がずっと気に懸かっていた。 ...
今月のメディア批評のテーマは、新聞、テレビの選挙報道ということになろうが、選挙の公正ということで、各社、ともかく各党の主張をそのまま平等に伝えることに終始し、見るに耐えない惨憺たるありさま...
9月は菅首相の退陣という思わぬ動きをきっかけに自民党の総裁選挙が繰り広げられた。衆議院選挙が直後に行われるというのに、テレビのワイドショー、ニュース番組は自民党にハイジャックされた観があっ...