「 論 考 」一覧

踊った後は解散か

踊った後は解散か

 G7サミットが成功したので、この勢いを駆って解散だという。まあ、その前に、会議は成功したのか。  盛大なイベントは終わったが、たとえばウクライナ戦争は進展ゼロ。グローバルサウスを取り込む...

イベントの真意

イベントの真意

 言いたかないが、言うしかない。言っておきたい。  G7首脳らが揃って広島平和記念資料館を訪れた。慰霊碑に献花し、黙祷。最後は記念(祈念?)植樹をした。  人の頭の中は覗けない。首脳方々...

失言ではなく党体質

失言ではなく党体質

 維新参議院議員・梅村氏の発言は、本人にすれば、以前盛んに流された電機会社のコマーシャル、「目のつけどころが違うでしょ」という手合いであろう。  議会に限らず議論の質を高めるためには、いろ...

正気であること

正気であること

 核兵器の使用も威嚇もいけない。あまりにも被害が大きく、非人道的であるからだという。まったくその通りである。  さらにいえば、すべての武器は被害の範囲が直接的で限定されるとしても、だかとい...

差別の塊=自民党

差別の塊=自民党

 超党派でつくったLGBT法案を、自民党が修正した。ちょっと見ただけでは大差なしと思う人もいるだろうが、まったく悪質極まりない。  彼らは差別を理解せず、人間を偏見で接しても痛痒を感じない...

政治学者がいるのか

政治学者がいるのか

 どれとは言わぬが、どうも政治学者の政治談議が面白くない。論ずべき対象の政治があんこのないドンガラだけのまんじゅうだから、学者の談義が面白くないのは当然である。  しかし、学者は新聞記者で...

G7と「平和」の違和感

G7と「平和」の違和感

 昨日の東京新聞が、オバマ氏が広島で感動的スピーチをした際、平和祈念館では10分しかいなかったと報じた。  こんかいのG7では、どの程度みなさんが見学の質を向上させるのだろうか。忙しい立場...

真摯

真摯

 「現代は、すべてを問い直す覚悟なくしては、混乱もしくは無自覚に陥るしかない」、「民主主義、平和主義に託した希望が崩れ去っている」、「近代科学文明のあわれな戯画――大衆の判断力を養うどころか...

立憲⇒立民へ

立憲⇒立民へ

 立憲民主党の議員集会で、次期衆議院議員選挙の覚悟? を質問された泉氏が、150人当選しなければ辞任すると応じたらしい。つまらない。  新聞スズメのうわさでは、衆議院議員現有97人だが、5...

政治の自学自習

政治の自学自習

 政治教育をどうするかという設問がある。わが国では、学問としての政治学があるが、失礼ながらどうもしかるべき役割を果たしていない。  最大の原因は、政治家に密着取材することが政治だと勘違いし...

暴走するP&K

暴走するP&K

 シモーヌ・ヴェイユ(1909~1943)は若くて亡くなったが、鋭い、有意義な考察を残した。その1つ。  ――権力を有するとは、個人ができることを超える手段にありつくのである。しかし、対象...

政治家もメディアもセンスが悪い

政治家もメディアもセンスが悪い

日韓首脳会談が進展して、日韓関係改善への期待が高まるような新聞論調である。関係改善自体は上等だ。  尹氏は、過去の歴史問題が完全に整理されなければ、未来の協力に向けて一歩を踏み出せないとの...