「 論 考 」一覧

人つぶし国

人つぶし国

 国土が狭く、資源が少ない、人口だけが多い。そこで、わが国には人という貴重な資源があるじゃないか。とポジティブに考えて、経営者は、「わが社は人を大切にする」と語る向きが多かった。  現実に...

考えないから開発力が落ちる

考えないから開発力が落ちる

 地方議会選挙だから当然かもしれないが、日本経済の現状と先行きについて、候補者のみなさんはほとんど関心がないらしい。  ざっと30年にわたって緩和的金融政策がとられたが、依然として需要が弱...

選挙活動異聞

選挙活動異聞

 昨日、出先から電話すると、わが駅前で、選挙の街宣車を止めて某政党と某某政党がお互いに罵り合いを始めたので、日ごろ聞き耳立てない人々が面白がって遠巻きに見ているという。  用事を終えて帰所...

就職活動的選挙運動

就職活動的選挙運動

 統一地方選挙がしっくりこない。  当事務所は駅前なので、多くの候補者が街頭宣伝に来る。党派を問わずお話を聞く心構えなのだが、聞く耳を用意しているのに、ろくにお話をされない。  たかが1...

民主便乗派!

民主便乗派!

 16日社説は、「民主主義を揺るがす暴挙」(朝日)、「言論への暴力は断じて許せぬ」(読売)、「言論封じる暴力許されぬ」(毎日)――暴力、テロ行為を許さないのが社会通念である。まして言論で活動...

持続的成長はバクチか

持続的成長はバクチか

 仕事で出かけたことがある。大阪市の夢洲(ゆめしま)は殺風景な印象しか残っていない。  1980年代土地バブル時代に、土地を生産できないというが、埋め立てればやれるぞというわけで、大々的な...

形をつくるだけか

形をつくるだけか

 本日の読売社説は、「北ミサイル発射 情報伝達体制に不安が残る」を掲げた。昨日のJアラートの不具合を指摘したものである。  一般論では空振りでも、万一に備えて警戒を呼び掛けるのは当たり前だ...

考えてもらう危険

考えてもらう危険

 人間が「認識」することは生きている限り継続する。ただし、ぼやっと、あてどなく考えている状態は正しくは認識していない。  認識はいわば知るための働きである。  認識するために考える行為は...

バフェット氏の慧眼

バフェット氏の慧眼

 チャットGPTが大きな話題である。  素人であっても、考える価値と必要性は十分ある。刺激的なテーマで、考えること自体も面白い。近々、考えたことを文章にまとめる。  投資家バフェット氏は...

台湾問題の平和的解決

台湾問題の平和的解決

 台湾周辺での中国の演習は、制空権・制海権・制情報権の3権を押さえるものであり、また、今回はミサイルを使わずに台湾封鎖をするシミュレーションが狙いだったという。目的は、台湾の独立勢力の牽制で...

統一地方選前半戦の印象

統一地方選前半戦の印象

 マクロン氏は、年金支給年齢引き上げを巡って支持基盤の人も含めて大反発を招いている。マクロン氏は、中道左派から中道右派の支持を受けているとされているが、この人々にすれば選挙での投票先がなくな...

もういいでしょう

もういいでしょう

 やっと黒田日銀の10年間が終わった。市場関係者は株価第一だから、それなりに評価する向きがあるが、いただけない。  それにしても最後の記者会見まで、全面的に正しかったと主張し続けた。厚顔、...