「 論 考 」一覧

政治家もメディアもセンスが悪い

政治家もメディアもセンスが悪い

日韓首脳会談が進展して、日韓関係改善への期待が高まるような新聞論調である。関係改善自体は上等だ。  尹氏は、過去の歴史問題が完全に整理されなければ、未来の協力に向けて一歩を踏み出せないとの...

総括をサボるな

総括をサボるな

 本日からコロナウイルス感染も5類に移行する。電車内では、マスク着用者が圧倒的に多い。  WHOの緊急事態宣言も、5類移行で解除経済活動が活発化するのは上等だが、どうもすっきりしない問題が...

プリゴジン発言が示唆すること

プリゴジン発言が示唆すること

 戦争という一大事でも挙国一致とならないものが権力争いである。  ロシアの戦争「人材派遣」会社ワグネルの総帥プリゴジン氏が、弾薬がなくて戦闘できるかと怒り心頭、ショイグ国防相やゲラシモフ参...

空気が意思決定する

空気が意思決定する

 この10年くらい、大学生が自分の意見を言わないし、反論を嫌がるという大学教授のコメントを見た。  ものごとは、なんとなく空気で決まるとも指摘する。  やはりなあとも思うが、これは遠く封...

危険なもの。政治家に権力

危険なもの。政治家に権力

 民主主義憲法のキモは、権力者の馬鹿な行動を縛ることにある。かつて安倍氏は、それは300年前の考え方だと謗ったが、論拠も論理もない、いわゆる放言・詭弁の類であった。  いまの世界をみれば、...

死んではいない

死んではいない

 憲法第9条は死んだという論調が多い。そもそも書かれたものが死ぬわけはない。依然として憲法の柱として存在している。  もちろん比喩である。憲法をつくったのは人間であり、憲法が勝手に生きたり...

井の中の蛙大海を知らず、の類

井の中の蛙大海を知らず、の類

 欧州各国は、米国大統領選を冷めた目で見ているようだ。誰が大統領になっても、まあ、格別対米路線を変えることはないという雰囲気である。  トランプが大統領に就任して、EUやNATOを中傷した...

ダメな朝日の見本記事

ダメな朝日の見本記事

 本日の朝日社説蘭の、駒木記者の署名入り論文「知らぬは国民ばかりなり」には、書いた本人もだが、新聞社の見識を疑わざるを得ない。  安倍回顧録によると、安倍氏が北方領土返還交渉をやって、2島...

核の傘の信頼性?

核の傘の信頼性?

 韓国が米国の「核の傘」の信頼性を確認したというが、いったいどんな信頼性なんだろうか。さっぱりわからない。  こちらが強大な核兵器をもてば、相手が恐れ入るという筋書きだが、それは双方とも破...

不自由のフラストレーション

不自由のフラストレーション

 人口問題研究所が2070年の人口を8,700万人と試算した。うち1割が外国人とする。  経済財政諮問会議は、育児手当や住宅支援などで5兆円投入すれば、合計特殊出生率が0.05から0.1%...

民主主義の劣化、日米事情

民主主義の劣化、日米事情

 バイデン氏が大統領選挙出馬表明、「民主主義を守る瞬間」だというのが売りだ。トランプ氏が相手だということを想定して、民主主義対権威主義の構図を演出する。まあ、予定通りである。  トランプ氏...

政局政治は政治を劣化させる

政局政治は政治を劣化させる

 民主主義制度において選挙は生命線である。しかし、選挙自体が目的化して、各種選挙の合間に政治をしているという皮肉な見方も捨てきれない。  地方選終了するや、直ちに解散がどうのこうのという次...