政治家と官僚の一蓮托生的堕落
NO.1285 昨年は、官僚が政治家を忖度するという文脈で語られることが多かったが、よくよく考えてみると、実は官僚による政治家の忖度ではなくて、政治家も官僚もまとめて、仕事の精神が堕落し...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
NO.1285 昨年は、官僚が政治家を忖度するという文脈で語られることが多かったが、よくよく考えてみると、実は官僚による政治家の忖度ではなくて、政治家も官僚もまとめて、仕事の精神が堕落し...
五輪招致問題でもやもやしていた件が、フランス当局が竹田恒和氏の予審手続きを開始したことで再燃した。 五輪に水をかける事態である。 ずいぶん前から五輪が金まみれの怪しいイベントになっ...
厚生と労働の2つの行政は政府機関のなかでも、いちばん国民生活に身近な分野である。 それが、次から次へとデータや統計での不正が露見する。 ま、いまの内閣が国民の視点に大きな距離を置い...
朝日社説(1/10)の見出しは、「憲法論議 『上からの改憲』の無理」として、安倍氏が改憲に前のめりであることを批判する。 皮肉なのかどうかは活字からはわからないが、「上」というのは正し...
労働運動はお酒から? わたしが組合活動に直接かかわったのは1964年から1982年まで、19歳から37歳までだ。その後は組合活動の応援団というか、球拾いみたいなものであるが、通算すれば5...
トランプ氏は「壁を建てよう」という。これは、単にメキシコとの壁ではない。自分が気に入らなければ、壁をつくる。つまり、閉じこもり主義である。 読売社説(1/9)「2019年の外交 国際的...
「世界の産業制度に関する決定的な支配は、(資本主義の)歴史の必然によって、市場の駆け引きにとくに巧妙なもの(金融的な詐術の名人)に委ねられるようになる」(T・ヴェブレン 1852~1929...
ブリスベン国際テニスで敗れた大坂なおみ選手が「自分がいいプレーをできないことに、どう対処していいかわからず、すねてしまった」と語った。 すねるというのは、たぶん、自分に対して不満がわい...
NO.1284 年末年始になると、いろんな視野・視点から世の中の課題についての問題が提起される。1年間の総括と新しい年への展望が語られる。新しい年への期待を膨らませる人も少なくないであろ...
「国民が反対するものは作れない」(経団連会長・中西宏明氏)という言葉が妙に新鮮に感じられた。 この場合、作れない、の主語は企業である。 企業は消費者が求めるものを作らなければ売られ...
ブルクハルト(1818~1897)は、スイス・バーゼルの文化史家である。 著作『イタリアにおけるルネサンス文化』(1860)は、ルネサンス文化研究で後世に偉大な研究の世界を提示した。 ...
ギャングの親分同士は、平常時は握手して肩をたたき合い、しばしば抱き合うくらいの親密ぶりを演技する。鷹揚な態度であるから、何も知らない人が見れば、大人物風なのだ。 ところが場面一転して、...