五輪招致問題でもやもやしていた件が、フランス当局が竹田恒和氏の予審手続きを開始したことで再燃した。
五輪に水をかける事態である。
ずいぶん前から五輪が金まみれの怪しいイベントになっているという批判が出ていて、IOCが改革に取り組んだけれども、まだ懸念が払拭されたわけではない。
今回のフランス当局の捜査は、ぜひ、公明正大な明るい五輪を取り戻すために貢献してもらいたい。
竹田氏の立場は、いわゆる推定無罪ということらしい。竹田氏およびJOCには堂々と事実を証明してもらいたい。
報道でわからないのは、竹田氏がブラックタイデングス社への支払いは正当な報酬だと話しているが、いったいどんな活動をしてもらったのか。
邦貨で小さな会社に2.3億円支払ったのだから、まさか活動内容を知らずに支払ったわけではなかろう。
その活動内容が曇りなきものであれば上等だし、もし、怪しいフシがあるのならば、それを白日のもとに示すことによって、五輪改革に貢献するはずだ。
ぜひ、メディアにはその内容を取材してもらいたい。