「 論 考 」一覧

世界の良識が問われる

世界の良識が問われる

 プーチンは、ソ連解体によって、ワルシャワ条約機構を解体したのに、アメリカがNATOの強化を図ってきたことに不満である。ロシアが敵視されることに異議申し立てをした。  異議申し立ての方法が...

連合は、大衆運動の性根を再興せよ

連合は、大衆運動の性根を再興せよ

 アメリカの労働組合は1980年には組織率20%だったが、いまは10.3%である。組織率減少の原因は、個人主義の強いアメリカ人気質もあるし、国民一般の組合支持率が下がっていた。  もちろん...

死の政治家

死の政治家

 1月末時点では、ゼレンスキー氏が、欧米各国がロシアの挑発を拡大させていると分析し、パニックを作り出すな、と欧米に注文していた。  イギリスでは、ジョンソン首相のクビがいつ飛ぶかと噂されて...

政府・議会の知的怠惰

政府・議会の知的怠惰

 戦争が始まると、戦争自体が目的化すると指摘し続けてきた。いまが、まさにその通りだ。プーチンの頭の中もわからないが、バイデン氏もなにを考えているのかわからない。  勘繰れば、この際、ロシア...

アイゼンハワーの警鐘

アイゼンハワーの警鐘

 1961年1月17日、大統領退任を3日後に控えたアイゼンハワー(1890~1969)が離任演説をおこなった。  後々まで注目されたのは、彼が軍産複合体による影響力の獲得を排除せねばならな...

アメリカは代理戦争を止めさせろ

アメリカは代理戦争を止めさせろ

 アメリカの下院軍事委員会では、「どうしたらもっと(ウクライナ支援)できるか」というテーマで、オースティン国防長官やミリー統合参謀本部議長に多くの質問が出されたという。  2人の見解は、い...

日本の方針?

日本の方針?

 ウクライナ難民20人が来られた。自治体・民間で受け入れ支援の動きがあるのは上等だ。  いままでのところ、政府は、米国・G7に歩調を合わせる方針だが、それは無難ではあるが、いわゆるお付き合...

先ず、戦争を停止させねば

先ず、戦争を停止させねば

 ロシアがウクライナでジェノサイド(集団殺戮)をおこなっているとの批判が巻き起こっている。  バイデン氏は、戦争犯罪裁判を呼びかけ、追加制裁を検討中だという。戦争している最中に戦争犯罪裁判...

ウクライナ戦争の行方

ウクライナ戦争の行方

 プーチンは、攻略目標をドンバス地方へ絞って、順調にいけば、第二次世界大戦の対独戦勝記念日である5月9日に勝利宣言を発するという観測が出ている。  しかし、勝利というにはみじめなもので、国...

野党への注文

野党への注文

 国家といえばご大層に聞こえるが、重大な問題について決定する場合、必ず国民投票をおこなうわけでもない。  民主主義では三権分立が常識で、立法がもっとも尊重されるはずである。しかし、現実には...

米国の思惑にはまったプーチン

米国の思惑にはまったプーチン

 権力を持たない人々の世論は、戦争反対である。  ロシアのウクライナ軍事侵攻によって、ウクライナの人々は恐るべき悲惨な日常に放り込まれた。ロシア軍が活動した地域の人々の殺傷と破壊は、戦争が...