「 論 考 」一覧

からっきしだ

からっきしだ

 アメリカ5月のCPIは8.6%上昇。株は大崩れ、10年物国債は利回りが2倍以上に上昇して売り。インフレファイターのFRBが、さらなる引き締めをおこなうのは当然視されていたが、引き締め幅が大...

軍事力外交はヤクザ並み

軍事力外交はヤクザ並み

 アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)で、中国の魏鳳和防衛相が、米国オースティン国防長官に対して、台湾が独立宣言すれば戦争開始をためらわないと語った。  ここだけ聞くと中国の強...

黒いユーモアとピリッとしたユーモア

黒いユーモアとピリッとしたユーモア

 9日プーチンは国内起業家向けスピーチでの質問に答えて、「旧ソ連時代は、自分から鉄のカーテンで国を閉じる過ちをおかしたが、いまのロシアはそんなことはしない。われわれの経済は開放性を保つ」云々...

安全保障論の大穴

安全保障論の大穴

 わが国の食糧自給率はカロリーベースで37%である。  食料・種・肥料・飼料の海外依存が高い。食料、その生産資材の調達不安が深刻化しているが、国会での議論は聞こえてこない。  国内農業は...

まとまらない烏合の衆・自民党

まとまらない烏合の衆・自民党

 本日の全国紙社説をみよう。  朝日「骨太の方針 防衛費の膨張が心配だ」、読売「骨太の方針 財政運営の先行きが見えない」、毎日「規律なき骨太方針 首相の姿がかすむ一方だ」。  めずらしく...

英与党・保守党のセンスに好感

英与党・保守党のセンスに好感

 6日、英保守党内でジョンソン党首不信任投票がおこなわれた。  2019年12月総選挙で、保守党が圧勝し、全野党合計より80議席多い359議席を占めた。不信任投票結果は、不信任148(41...

誰が火中の栗を拾うか

誰が火中の栗を拾うか

 ウクライナ報道は精彩を欠く。事態が膠着しており、動向が読めない。表に出てている動きは戦争継続で、水面下でどんな動きがあるのか探れない。  停戦のイニシアチブを誰が取るか。アメリカとNAT...

抽象的議論をこそ

抽象的議論をこそ

 男子平均寿命が50歳を超えたのは1947年である。戦前までは「人生50年」であった。1978年には平均寿命が男72.97歳、女78.33歳、30年間に20歳以上長生きとなった。  197...

自民党内の悪質なガン

自民党内の悪質なガン

 歴史認識がなっていないのが安倍氏の特質だが、今度は、日本経済についても、事実を認めたくないので、自民党内部に波風を立てている。  自民党財政健全化推進本部の提言に、「過去30年間のわが国...

芳野連合は性根を据えて挑め

芳野連合は性根を据えて挑め

 参議院議員選挙に対する連合の決起集会が開催された。  「働く人の生活改善が基本だ」(読売社説6/2)というのはその通りであるが、働く人とは、連合傘下組合員だけではない。  岸田氏公約の...

大学ファンドはできたけれど

大学ファンドはできたけれど

 10兆円大学ファンドが打ち上げられたが、いまだ詳細不明だ。  日本は、明治近代化以来、産官学挙げて「追い付け追い越せ」論でやってきたが、それが成功したのは明治維新以来の30年と、敗戦後の...