「 2022年09月 」一覧

世界のリーダーの本気度

世界のリーダーの本気度

 国連総会のグテレス事務局長演説は、いまの世界を概括した内容で傾聴に値する。問題点として物価高騰・地球温暖化・武力紛争(あえて戦争といわなかったか)を上げた。その行方は、不平等悪化の加速化と...

スノビスム全盛の時代の意味

スノビスム全盛の時代の意味

 「芸術の運命を問うことは人間の運命を問うことである」  この言葉を信じていたか、そうありたいと願っていたかはともかく、20世紀初頭の芸術は、印象派の台頭に始まり、フォービズム、キュビズム...

内弁慶内閣

内弁慶内閣

 17~18日に2つの意識調査があった。共同通信と毎日新聞である。  内閣支持率は、共同40.2%、毎日29%、同不支持率は共同46.5%、毎日64%である。両者はだいぶ大きな違いがあるが...

非同盟の外交

非同盟の外交

 16日上海協力機構SCOが閉幕した。併せて、習近平・プーチン会談がおこなわれた。プーチンが「ウクライナ侵攻への中国の懸念を理解している」と語った。BBCは、予想外だったとコメントしたが、こ...

ケジメをつける

ケジメをつける

 芳野氏は、自民党的国葬儀について、悩んだ挙句出席するそうだ。自分で、苦渋の選択だと解説したが、下手の考え休むに似たり。  「労働者を代表」して弔意を示すというのが、それ。国葬儀反対が半分...

五輪は再生可能だろうか

五輪は再生可能だろうか

 「金儲け=人儲け×時間」であると思う。これ、わたしの考え方であるが、五輪贈収賄事件は、とりわけ人と人との関係に焦点が当たっている。  問題は、電通元専務の招致・組織委員が、自分の稼ぎを目...

精神の堕落

精神の堕落

 ウクライナ戦争の報道は、内外ともに戦争自体の戦略戦術に関する内容ばかりで、国際外交の動きがまったく見えない。  いわば、国際外交に大きな空洞が開いたわけだ。  対ロシア経済制裁の効果は...

岸田氏へご提案

岸田氏へご提案

 読売新聞は、沖縄県知事選挙を不毛な対立と呼ぶ。その意味は、玉城知事再選が、成果が実らない仕儀だというにある。  2014年翁長知事当選、2018年と今回の玉城知事当選、2019年の県民投...

なぜ追悼に波風立つか

なぜ追悼に波風立つか

NO.1476  読売新聞が9月9日、「安倍氏の国葬 追悼の場を静かに迎えたい」とする社説を掲げた。冒頭――長期間、首相の重責を務めた人の追悼のあり方を巡り世論が二分されて、政争めいた状況...

屈しない精神

屈しない精神

 大争点の基地問題は、政府の強硬姿勢からして、ともすれば「基地問題より経済」のかけ声が目立ったが、辺野古基地建設反対の意志を貫く玉城デニー氏が再選された。  投票率57.92%(先回より5...

補正予算が筋道

補正予算が筋道

 政府は物価対策で、住民税非課税世帯の1600万世帯に5万円支給、ガソリン価格維持のための補助金を年末まで延長、輸入小麦売渡価格据え置き、飼料価格高騰分補填、地方創生臨時交付金などを打ち出し...