「 論 考 」一覧

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箴言の西東

 ラ・ロシュフーコー(1613~1680)の『箴言』に――人は好んで他人のことを忖度するが、自分が忖度されるのは好まない――とある。  この場合の忖度は、推察、心中を推し量る意味ではあるが...

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カタストロフィ内閣

 本日、読売社説は――安倍内閣改造 「経済最優先」で原点回帰せよ 堅実な布陣で負の連鎖断てるか――という長い見出しだ。  支持率が回復するという安易な期待は禁物。異論聞く度量が大切だとして...

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根腐れ病を退治しなくちゃあ

 本日、内閣改造の由。  人心一新という看板だが、諸悪の根源が残っているのだから理屈が通らない。おそらく新閣僚には、個人的資質として期待を寄せられる方々がおられるから、内閣支持率が上昇する...

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ばけの皮の中味

 最近、大嫌いな言葉は「丁寧な説明」である。  わたしは、丁寧な説明とは、相手が疑問を抱いている事柄について、納得してもらえるように問題の核心(コンテンツ)を話すことだと思う。  ところ...

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宴の後が見えるような?

 あのお宅は「出入り」が多い――といえば千客万来で、いかにも活気があって心ウキウキするみたいだ。ところで「出入り」には、もめごと、悶着、喧嘩の意味もある。  熱烈支持者があり、ボロクソ意見...

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議会の解義

 アメリカ連邦議会の議会力が問われている。  いま、多数を僅差で制しているのは共和党だが、2期目のオバマ大統領時代に、なんでも反対党化してしまって、独自法案を一切作らず、政策能力を劣化させ...

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——誰もいない

 アガサ・クリスティ(1890~1976)に『And then there are none』という作品がある。 家族と、友だちと、家来しか信じられないトランプ氏。友だちも家来も、いや、家...

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3人辞めたことが深刻なのではない

 南スーダンPKO日報問題で、防衛大臣・防衛次官・陸幕長の揃い踏みならぬトロイカ辞任。話は単純、開示すべき情報を開示しないためのパッチワークをやっているうちに、防衛省の内訌にまで及んでしまっ...

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残るサクラも散るサクラ

 昨日は「辞職オンパレード」であった。  岡部陸上幕僚長の辞任表明に続いて、稲田防衛相、黒江防衛事務次官も辞任が報道された。防衛省では、制服組と背広組の確執があるらしい。ま、蚊帳の外にいて...

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与太話調ですが——

 自民党幹事長の二階氏が、自分の派閥セミナーで、先日批判を食らった報道批判をまた繰り返した。派閥内にも党内にも困惑の声が上がっているというのであるが------  わたしは、同氏が幹事長に...

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半歩先は闇

 国家戦略特区か構造改革特区であるか、いずれにしても、「今年の1月20日に初めて今治に加計が出ることを知った」という首相答弁は不自然すぎだ。  自分で自分のクビを締めるような答弁をしたのは...

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低姿勢→低至誠

 読売本日社説は「衆院閉会中審査 政権の信頼回復につながるか」と見出しをつけた。いわく------  「首相らの発言は不自然ではないか、との見方もあるが、事実なら、首相の友人を優遇したとい...