
狂気について
酷い事件を起こす人がいる。 人の心は無限の暗闇だから、何が起こるかは予想できない。 仏文学者の渡辺一夫(1901~1975)『狂気について』の、「人間は狂気なしでいられないものらし...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
酷い事件を起こす人がいる。 人の心は無限の暗闇だから、何が起こるかは予想できない。 仏文学者の渡辺一夫(1901~1975)『狂気について』の、「人間は狂気なしでいられないものらし...
「独裁政治をしたい」と広言する政治家はいない。 その点、トランプ氏は正直で、北朝鮮の金正恩氏の演説を国民が直立不動で聞くのを称賛し、米国においても、自分の話を同様の態度で聞いてもらいた...
首相の動向は日々に報道される。選挙戦で遊説の記録をみると、練り歩きや、たまたまの握手も報じられる。 ところが予定を報道へ連絡するのは前日だ。もちろん遊説先とは早くから打ち合わせしている...
英国の次期首相になりそうだとされるジョンソン氏には、「本当の悪党か、不良ぶっているのかはわからないが、真実を軽蔑する姿勢であるから、モラルが欠如しているのは疑いない」という痛烈な批評がある...
議会で言葉を大事にしない議員は、議員の資格がない。 しゃべっても、詭弁を弄し、事実・論証を隠蔽し、果ては嘘をつくというのが、この間、議会でたくさん見られた。 選挙戦で、具体的政策論...
アメリカのイランに対する動きを見ていると、イランとの核合意離脱が正しいことを立証するために、次々に緊張を高める手立てを講じている。 先の石油タンカーの爆破工作について、国連はまず徹底調...
NO.1311 この数年、内外情勢はまさに異常である。異常に慣れて麻痺したくない。異常さの震源トランプ氏について、米国前副大統領バイデン氏が「(トランプ氏は)常態からの逸脱」であると語っ...
東京新聞に大学生の投稿が載っていた。授業で、先生から「新聞を読んで感じたことを書き出す」という課題が出された。学生がざわついて、挙句「何をすればいいんですか?」という質問(?)が飛び出した...
フィナンシャルタイムズのコラムニストM・ウルフ氏が、英国政治の機能不全について書いている。 サッチャーの新自由主義が失敗した。パックス・ブリタニカの偉大さ願望(幻想)にのほほんとしてい...
18世紀までの世界秩序は、「パックス・ブリタニカ」と言われた。やがて20世紀、第一次世界大戦をはさんでイギリスの凋落は著しかった。 イギリスでは、「パックス・アメリカーナ」の到来を認識...
イギリスの駐米大使キム・ダロック氏の機密公電・メモが、『Daily Mail』で報じられた。いわく、「トランプ氏とその政権は無能、例を見ないほど機能不全」など。 その指摘は当たっている...
イランが6か国核合意でのウラン濃縮度3.6%を4.5%に引き上げた。一方、核合意を離脱する考えはないとしている。 本日の読売社説は「核の揺さぶりは許されぬ」、毎日は「国際孤立の道を歩む...