ポピュリズムと岸田政権自壊への道
安倍政権の慣性と岸田政権 以前、国葬にあらず酷葬だと揶揄したが、ひと仕事終えた岸田氏の感懐にぴったりだろう。忖度するに、達成感が湧いていないと思われる。 反対論のなかで実現したのだか...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
安倍政権の慣性と岸田政権 以前、国葬にあらず酷葬だと揶揄したが、ひと仕事終えた岸田氏の感懐にぴったりだろう。忖度するに、達成感が湧いていないと思われる。 反対論のなかで実現したのだか...
世界秩序といえば、アメリカ中心主義で、アメリカとうまくやればよろしいという単純思考が支配する日本人である。日米同盟を金科玉条として使い走りでもなんでもやりますという傾向を深めたのは、中曽根...
政党の存在理由 立憲民主党と国民民主党が問われているのはなにか? もっとも問われているのはパーティ・アイデンティティ(党の存在理由 以下PI)である。現状を変えるには、政党としてのPIを...
参議院議員選挙を前にして、軽薄・浅薄そのものの言葉が語られている。その端緒がプーチンのウクライナ侵略戦争にあることは間違いないが、安倍内閣時代から、防衛費GDP2%論が出没しており、なんと...
国民諸氏の大きな寛容 コロナ感染問題が相変わらず安心できる段階に至らない。日本の場合、感染防止対策の不十分さを批判する気風が収まっているが、問題解決の目途が立ったからではない。専門家とい...
金持ちだろうが、貧乏だろうが、自分のおカネをなにに使うかはまったく自由である。だから、他人からして、浪費だろうと捨て金だろうと当然詮索無用である。ところが、テスラ創業者のマスク氏が大枚、5...
プーチンが戦争を始めた。これは確かな事実である。いつ、いかにして幕が下せるのか。全然わからない。プーチンだけで幕が下せないのも事実である。 第三次世界大戦が始まった!のか 戦争が直接...
春闘だけではいけない 1971年ニクソンショックが引き金となり、73年石油ショック、原油価格が一挙4倍に上昇して、猫も杓子も大騒動だった。74年の賃上げは30%を越えた。結果からいえば、...
「人生の意味を見つけられない」として、愚行に走った高校生がいた。未熟で、反社会的な行為であるから人々に拒否感をもたれるのは必然である。しかし、この言葉は大切な問題を抱えている。わたしが展開...
世界の雲行きが怪しい。取り越し苦労ならばおおいに結構である。しかし、新聞に報道される世界の政治家の在り様を見れば、とてもじゃないが、この人々に任せて安心という気持ちは湧いてこない。 昨...
人間のすべての活動は、いわば習慣(custom)の積み重ねである。ひごろ、習慣について考えることはあまりないだろう。習うより、慣れろともいう。はじめおっかなびっくりでやっていた仕事に慣れて...
政権党に信用――政治的慣性 政権党に相当な失点があっても、人々はおいそれとは見放さない。1960年代までは、政治家はダメでも、官僚がしっかりしている」と発言する人が少なくなかった。官僚が...