「 2021年 」一覧

虚空者の虚脱感

虚空者の虚脱感

 4都県の緊急事態宣言を解除が、何を判断基準にしてなされているのか、傍目にはとても奇妙である。持てもしない責任を持つと突っ張っておられるから、菅氏がキーマンなのだろうが、棒きれを振り回してい...

士農工商から現代を連想する

士農工商から現代を連想する

NO.1399  朝日の天声人語(3月17日)が、以前、幕末の種痘事情について「士農工商の身分を問わず」と書いたところ、歴史学者ら読者から「士農工商の理解が古いのでは」と指摘された。いわく...

スーパーヘビーとモスキート

スーパーヘビーとモスキート

 かつて日中関係正常化交渉で、田中角栄首相が毛沢東主席と会うと、毛沢東氏が(周恩来首相との)「喧嘩は終わりましたか」と語りかけた話を思い出した。アンカレジでの米中高官協議の報道に接しての感想...

できの悪い受験生みたいな記者会見

できの悪い受験生みたいな記者会見

 昨夜は、菅氏の記者会見を聞いたが、膝を打つような説得力がない。  今朝の各紙社説は、読売「緊急事態解除 リバウンド回避へ警戒怠るな」、朝日「展望見えぬ宣言解除 再拡大阻止に全力をあげよ」...

新鮮な心地がした判決

新鮮な心地がした判決

 主要先進7か国で同性婚を認めていないのは日本だけである。  昨日の札幌地裁(武部知子裁判長)が、「同性愛者が結婚による法的効果の一部ですら受けられないのは合理的根拠を欠き、法の下の平等を...

日本の消極的外交

日本の消極的外交

 日米2+2で、中国を名指しで牽制したが、それで中国が対応を変えるというものではない。日本政府は、もともと日米同盟を金科玉条として、憲法による平和戦略を顧慮していないことも加えて、中国からす...

内乱化の瀬戸際!

内乱化の瀬戸際!

 確たる情報が非常に少ないミャンマー情勢だが、国軍が戒厳令を敷いたことによって、本格的内乱になるかどうかの瀬戸際にあるのではないか。  中国系の工場や商業施設が襲われて放火炎上したのが、戒...

それにつけても桜咲く

それにつけても桜咲く

 東京は、今月に入って、直近1週間10万人当り感染者数でみると、1日が13.54人で、7日が12.28人に下がったものの、それからまた上がって、9日に13.16人となり、徐々に上昇が続き、1...

力の政治について考えたい

力の政治について考えたい

 先日日本政府は、香港の選挙制度改変に関して「看過できない」と声明したが、昨日、在日中国大使館は、「内政干渉である、断然不満だ、(日本政府の見解に)断固反対だ」と見解を発表した。日中双方が言...

何を後世に伝えるか

何を後世に伝えるか

 震災10年の節目だから、新聞各社も力が入っている。ざらっと見て、キーワードは「忘れまい、伝えよう」ということにある。  これは大切だが、被災そのものの苦悩を伝えるだけでは十分ではない。個...