「 2024年 」一覧

群盗と五人衆

群盗と五人衆

筆者 難波武(なんば・たけし)  中国の施耐庵(14世紀)が著したという『水滸伝』は昔から大いに人気を博してきた。盗賊宋江ら梁山泊に集まった108人の豪傑が縦横無尽の大活躍をする長編小説で...

救いがない

救いがない

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  トランプのような思慮の浅い、かつ品位のない人物に二度と大統領になってほしくない。しかし、バイデンが卓抜しているという気分も起きない。だから、ヘイリーの善...

意外な遭遇、年末年始

意外な遭遇、年末年始

筆者 曽野緋暮子(その・ひぐらし)  年末年始のことを、いまさら言うのも面映ゆいが、昨年12月から今年の正月まではメチャクチャハードなスケジュールで日々をこなした。そのツケが回ったのか、年...

嘘を言うべきではない

嘘を言うべきではない

筆者 奥井禮喜(おくい・れいき)  嘘を言っても許されるのは、小説家と釣り師だ。  釣り師が「こんなに大きいのを逃がした」と嘘を言っても怒る人はいない。大小に関わらず、精魂込めた釣り竿か...

絵を描く暮らし--未完の表現

絵を描く暮らし--未完の表現

筆者 POOHさん(たじま・かずお)  定年退職後、美大の通信教育で勉強し直して、若いころ描いていた油絵を再開した。早いものでそれから10年が経過する。今は日々「絵を描く暮らし」を実践中で...

派閥=党内党=徒党

派閥=党内党=徒党

NO.1546  自民党の派閥とは、よくもわるくも自民党の強さ・弱さ、議員の価値観・体質そのものである。政治とカネの問題が、いつまでたっても解決されないという、人々の憤り、やりきれなさは、...

「派閥解消検討」も偽装でしょ?

「派閥解消検討」も偽装でしょ?

筆者 高井潔司(たかい・きよし)   自民党の政治資金パーティをめぐる捜査が進む中で、19日岸田首相が自派の「岸田派」の解散を検討していると表明した。「検討」というだけなので、今後実際に実...

台湾日記

台湾日記

筆者 小川秀人(おがわ・ひでと)  「台湾は多民族国家なんですよ」。  5日間、我々一行の通訳を務めてくれた高雄市在住の好青年Mr.Liuが教えてくれたが、これを理解する日本人は少ない。...

教訓二題 美味しい話は油断大敵

教訓二題 美味しい話は油断大敵

筆者 司高志(つかさ・たかし) ――その1 首相劣化の法則はこうして進む  今与党にいる次期総理候補を見ると、現在版より見劣りする劣化バージョンだが、与党には秘策がある。  あまり有名...

「おかしい」と言えない民主主義

「おかしい」と言えない民主主義

筆者 高井潔司(たかい・きよし)  郵便局に切手を買いにいった。誰も並んでいないので、窓口の人に「ゆうパックを一枚」と言ったら、「番号札を取って下さい」という。何でそんな必要があるとムッと...

頭の中に原稿を書く

頭の中に原稿を書く

筆者 難波武(なんば・たけし)  なかなか熟睡できなくて困っている。少し体調が低下したのでなおさら焦る。羊をやっても、数字をやっても、呼吸を整えてもダメなのだ。  若いころは寝床で文庫本...

外交官の仕事から踏み出してない?

外交官の仕事から踏み出してない?

筆者 高井潔司(たかい・きよし)  ――オンラインマガジン『ライフビジョン』への投稿をしばらく休ませて頂いていた。ライフワークとなりそうな戦前の中国論、中国報道研究『大正デモクラシー中国論...