「 2019年08月 」一覧

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インドは水対策が喫緊のはず

 インドの6億人が水不足危機で、とりわけ1億人が危険だ。地下水の枯渇が著しい。2030年には、需要が供給の2倍になるとの予測もある。  政府の給水車には長い行列だ。水の配給を仕切るタンカー...

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日本が対話攻勢をかけるべし

 文在寅大統領の光復節(8/15)の演説について、日本政府は、従来とはトーンが変わったという受け止め方をしているらしい。  たしかに日本を攻撃してはいない。しかし、「過去を省察するなかから...

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大正デモクラシー高揚期

 100年前の1919年から、23年の関東大震災までは、戦前のデモクラシー(いわゆる大正デモクラシー)がもっとも盛り上がった時期である。  19年3月には、組合の友愛会(鈴木文治)が、四大...

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戦争は自分の問題である

 敗戦の日だ。  終戦というニュートラルな言葉は、当事者には似つかわしくない。  鈴木大拙(1870~1966)の「降参したのに、日本人は真実に直面したくないから、終戦という言葉に置き換...

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アメリカが世界の危機を加速する

 米財務省が、8月5日、中国を為替操作国に認定した。  ロイターによると、これに対してIMF当局もG7当局も論評を避けている。中国が為替操作国だと断定するのは無理だという判断である。  ...

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目には目薬、歯には歯ブラシ

 韓国が、安全保障にかかわる戦略物資の輸出管理の優遇対象から9月中に、日本を外すと発表した。  これは、理屈上当然である。日本が、韓国を信頼できないとして先に措置をしたのであるから、相手も...

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モディ首相の火遊び

 カシミール地方は、もともと藩王国であった。藩王国とは、イギリス領インド政府の保護下にあり、半独立的王侯領である。  1947年、インド独立とインド・パキスタン分離の際、イスラム教徒の多数...

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フタをしても臭いものは臭い

 第一検察審査会の不起訴不当議決をうけた大阪地検特捜部が、文書改ざん疑惑などの佐川宣寿氏ら財務省理財局幹部6人と、森友学園への国有地値引き売却8億円に対する背任容疑に関する近畿財務局の4人に...

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無定見外交の迷走

 6月12日から14日、安倍氏がイランを訪問して、イラン核合意の支持と、中東地域の緊張緩和を主張した。  当時の社説は、「時期生かして緊張緩和を」(毎日6/13)、「次は米大統領の説得を」...

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政治嫌いと闘う

 日本人は政治嫌いである。  歴史的に考えると、1945年の敗戦まで、政治と関わることは厄介以外のなにごとでもなかった。  鎌倉幕府以来、「泣く子と地頭には勝てぬ」という事情が脈々と続い...