「 論 考 」一覧

人材払底の自民党

人材払底の自民党

 安倍氏と秘書が口裏を合わせて、安倍氏は知らなかった、秘書は隠していたと言い通せば、具体的関与の証拠を押さえられない以上、検察としては安倍氏を起訴できない。理屈ではその通りである。  安倍...

政治の質を劣化させるパターン

政治の質を劣化させるパターン

 「いまはおカネを惜しんでいる時ではない」と官邸幹部が語ったそうだ。それは中長期的展望をしっかり押さえた上で、然るべき有益な使い道でなければならない。中長期的には、国債依存体質を抑制しなけれ...

与野党伯仲

与野党伯仲

 バイデン氏の政権運営は、上院を共和党が多数派になりそうなので、民主党が確実に結束していることを前提して、共和党穏健派を取り込むことが必要になる。しかし、民主党内のサンダース氏らいわゆる急進...

権力亡者をボイコットするべし

権力亡者をボイコットするべし

 米国バージニア州知事選に出馬している共和党上院議員のアマンダ・チェース女史が、大統領選は不正であり、闘い続けねばならぬ。トランプ大統領は「戒厳令」を発動すべきだ、と発言して物議をかもしてい...

しまらない政治にケジメをつけよ

しまらない政治にケジメをつけよ

 いま政治全体に欠落しているのは、3Kではないか。いわく、――危機感・緊張感・けじめ――である。  最初のコロナ感染が下降したとき、安倍氏は「日本的モデルが成功した」と語ったが、そもそも、...

五輪に神風が吹くか

五輪に神風が吹くか

 AFP記者の「(五輪の)中止を考えざるを得ない状況にはどんなことがあるか?」という質問に対して、都知事の小池氏は「それはありません」と回答した。「それはありえません」という回答はありえませ...

嘘に対する寛容は危険だ

嘘に対する寛容は危険だ

 米国大統領選挙で選挙人投票が終わり、バイデン氏の勝利が確定した。バイデン氏はすでに着々と政府の陣容を固めている。4年前に、トランプ氏が政府中枢のメンバー決定すら円滑に進められなかったのとは...

旧と新の三無

旧と新の三無

 1970年代後半、三無といえば、無関心・無感動・無責任であった。槍玉に上がったのは、20代の若者たちである。ただいま、自民党で三無批判が登場した。槍玉に上がっているのは菅氏である。こちらの...

危ういかな、思い込み

危ういかな、思い込み

 今月末の交渉期限切れを目前にして、イギリスのEU離脱に関する、英・EU交渉が深い霧のなかで漂っている。  13日には、ジョンソン首相とフォンデアライエン委員長が電話協議して、さらに協議し...

医療現場を知っているのか

医療現場を知っているのか

 GoTo「トラブル」をどうするかという問題もあるのだが、政治家や当局は医療現場の実情を本当に知っているのか!  そもそも、コロナ騒動が発生する以前から医療従事者不足や、労働条件の劣化が問...

カンパ中間報告

カンパ中間報告

 国を追われ、故郷を後にせざるを得なかった方々への応援をしたいので、皆さまに、国連難民高等弁務官事務所へのカンパ活動をお願いしました。  12月10日時点で、34人のご参加があり、356,...

無責任政治がはびこる

無責任政治がはびこる

 閣議で73.6兆円の追加経済対策を決めた。報道でわかるのは、数字が大きいということくらいで、内容がよくわからない。  とくに、いまは、第1にコロナ対策であるから、おおざっぱに医療関係とい...