日々道楽

吟味力

 fake newsが横行する事態に対していかに対応するか?

 従来、既存メディアがmediacracyと称されるような事情で安逸をむさぼっていたという指摘は外れではなかろう。

 受け手、つまり情報を得る側には、media literacyが必要だ。

 「ただ酔うためだけの酒、ただ読むだけの本」という表現は――なぜ・なにを・なんのために――おこなうのかを問うのであるが、情報もまた同じだ。

 もし、時間潰しだけに必要なのであれば、嘘でも、真でも、面白ければよろしいというわけだ。

 商品を購入する際、はるか50年昔、こいつは本当に大丈夫かとばかり、とっかえひっかえ、散々吟味したことであった。

 いまや商品の品質は素晴らしく、まず偽物に当たることはない。モノはおいに進歩した。一方、情報を発するのは人であるが、人の「質」が容易に上等にならないという話である。

 政治家が堂々とインチキをなし、居直って、黒を白と騙るのである。

 低質なもの・ことを1つひとつ潰していくしかない。