絵画は基本的に「線や面」で表現する。「線や面」は造形の基本的要素である。
ポリバケツのような無機質な物を並べ、そこに見える「線と面」を特化して再構成するというデッサンをした。すると画面は「抽象化」されて観えてきた。
しかし、もともと「線と面」は対象物に内在しているのであるから、作者にとってそれは「具象的」表現から乖離してしまったわけではない。
重要なのは具象であろうが抽象であろうが、その表現に示される作者の「意思」ではないかと思った。
熊のPOOHさん
1954年、桐生市生まれ。
22歳から労働組合の地方組織で32年間組合活動に専念。
再就職先も定年退職し、現在武蔵野美術大学・通信教育課程で「絵」の修業中。
妻・義母・雌猫のモモと同居。